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吾喰楽家の食卓
第384回 国立名人会(後編)
2015年04月28日
テーマ:古典芸能
シニア世代の方には、金原亭伯楽より金原亭桂太のほうが、解り易いかもしれない。
桂太の名前で、テレビで活躍していた時期がある。
今回、国立名人会の中トリで、“火焔太鼓”を口演した。
“火焔太鼓”は、五代目古今亭志ん生が、得意だった演目である。
伯楽の師匠だった十代目金原亭馬生は、志ん生の長男だ。
弟子、孫弟子と伝わる、まさにお家芸と云える。
飽くまでも個人の好みの問題であるが、この日の落語の中で、一番、楽しめた。
「今日は名人会ということですが、決して名人の集まりではありません。名人を目指している噺家の会と、私は思っています」
と、伯楽師匠は噺を始めた。
現在、落語協会に約330人の落語家が居るそうで、その内の三分の二が真打だという。
「個人的には、真打が多すぎると思います」
と、続けた。
1978年の落語協会分裂騒動は、真打昇進に対する意見の相違が原因であるが、そのことにもマクラで触れた。
「分裂騒動を題材に小説を書いたので、興味があるか方は売店で」
さらりと、自分の著作のPRをした。
本題の“火焔太鼓”は、文句なしにいい。
完成された芸である。
安心して聴いていられた。
仲入りで売店へ行くと、特設テーブルで本を売っていた。
テーブルには、五種類ほどの本が積んである。
高座から下りたばかりの、伯楽師匠も駆けつけた。
店の人は、別の客の対応に追われていた。
日頃は事務所に居る方のようで、手際が悪く、まごまごしていた。
そこで、師匠に話しかけた。
「先ほど高座で話していた本は、どれですか」
「これです。ここに、直筆のサインを書いておきました。小説ですから仮名ですが、誰がモデルか判るように、虎の巻を挟みました」
「面白そうですね。お幾らですか」
「1,500円です。95%は真実を書いています」
「一冊ください」
千円札を二枚出した。
「では、先にお釣りを、お渡しします」
師匠は千円札を受け取らず、お釣りだけ寄越した。
程なく、先客の対応が終わった店の人が、本を寄越した。
「お釣りは、師匠から頂いています」
と、千円札を二枚渡した。
「ありがとうございます」
店の人ではなく、伯楽師匠が礼を云った。
帰宅し、早速、『小説 落語協団騒動記』を読み始めた。
まだ、四分の一しか読んでいない。
時間がないのではない。
まるで、クリスマスに、靴に入ったキャンディーを、大事に食べている子供のようである。
その気になれば、一晩で読み終えるが、それでは勿体ない。
とにかく、面白い。
文章も、しっかりしている。
ゆっくり、ゆっくり、味わうつもりだ。
完
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SOYOKAZEさんへ
おはようございます。
今回は、ポピュラーな古典落語が揃いました。
聞き応えがありました。
圓歌師匠の前に、弟子の小円歌(♀)が、三味線漫談をやりました。
師匠を年寄り扱いした、ネタが受けていました。
生の三味線を近くで聴くと、迫力があります。
聞き惚れました。
2015/04/28 09:25:57
彩々さんへ
電車の中からです。
酒の力を借りて、何とか話が出来る私です。
大勢の前で話す何て、とんでもない。
それに、正座が出来ません。
先日、小さな椅子をお尻の下に忍ばせていた、好男子の講談師がいました。
2015/04/28 09:13:09
Reiさんへ
おはようございます。
さすがに名人会です。
粒揃いです。
金原亭伯楽の他には、桂文治が印象に残りました。
先代の文治は知っていますが、当代は初めてです。
2015/04/28 09:06:49
お土産付きで
おはようございます。
一番のお楽しみだった、出し物も大満足!
師匠とも、お話ししながら著作も買え(しかもサイン入り)帰ってからのお楽しみもできて、最高の一日でしたね♪
益々、通になりそう!^^
2015/04/28 08:44:51
もうお出かけでしょうか?
お日柄もよろしく…
お次がよろしいようで…
私もこの世界にも出かけて行きたくなります。
落語の世界にのめり込んでおられるゴク兄い。
その内、何処かに弟子入りを果たしたりして!?
それにしても、着物や高座が良くお似合いに
成りそうですよ。
吾喰楽亭 紙我無(ごくらくてい しがねぃ)
なんて名は如何かしら!??
2015/04/28 08:37:41
マリーさんへ
おはようございます。
さすがに名人会です。
中身の濃い一日でした。
拙いブログをお褒め頂き、恐縮です。
今回、書くネタが多くて、短くまとめるのに苦労しました。
書き手としては、いささか推敲不足の感があります。
2015/04/28 07:58:02
名人会
楽しめたようです。
伯楽師匠の『小説 落語協団騒動記』がおもしろい、文章もしっかりしているとのことですが、吾喰楽さんのブログもとても良かったです。
もったいなくて一気に読めないという心情分かります。
2015/04/28 07:09:03