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敏洋’s 昭和の恋物語り

長編恋愛小説 〜水たまりの中の青空・第一部〜 (十一) 遅刻の罰なんだから 

2015年03月24日 外部ブログ記事
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部員の殆どは帰っていた。耀子とのぶこの二人だけが、後片づけをしていた。
「遅いぞ、ミタ君。もう、終わったよ」
「何してたの? 今頃、ノコノコやってきて」
笑顔を見せながら、二人が声を揃えて彼を詰った。

「すみません。森田プロフェッサーのお手伝いで、遅くなりました」
と、頭を掻きつつ部屋に入った。
「そう、ホモの森田のお相手なんだあ。ミタ君、両刀使いなんだあ」
「相変わらず、プロフェッサーって呼ばせてるの?」
二人同時に声を出された彼は、どう答えて良いのか迷ってしまい、苦笑いをするだけだった。

しかし、のぶこの言う”両刀使い”が気になり、
「ホントに、お手伝いですよ。僕には、その気は無いですから。それに、プロフェッサーはホモじゃないですし」
と、口をとがらせた。
「ふふふ…。それが、森田の常套手段なのよ。食事をご馳走してもらったでしょ? 
きっと、フランス料理ね。どぉう、当たりでしょ?」

「そうそう、そうなのよ。気に入った学生を、決まってフランス料理に誘うのよ。
で、『イジメラレッ子だった。』って、聞かされたでしょ? 気を付けなさい。
この次に誘われる時は、ホテルのラウンジよ。ねえ、耀子」

お互いに顔を見合わせて、含み笑いをした。
彼は、驚きを禁じ得なかった。見られていたかの如き、二人の言葉だった。

「ふふふ。その顔付きだと、ズバリ! ね。気を付けなさいよ、ホントに」
「そうそう、のぶこの言う通りよ。で、ワインを勧められて酔わされて…。
森田の誘いを断ったのは、賢明だったわね。それよりも、今夜は私に付き合いなさい。
残念ながら、のぶこはこれからおデートだから。
だめよ、遅刻の罰なんだから」

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