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吾喰楽家の食卓
越後湯沢温泉の旅(その6)
2015年03月22日
テーマ:生活
“雲洞庵の土踏んだ”
雲洞庵は、SOYOさんのリクエストで行くことになった。
道順は、シカゴ屋で出会った先客さんが、教えてくれた。
周囲の雪景色を見ながら、雪のない道路を歩いた。
直江兼次が「こんな所に来とうはなかった」と、云った寺である。
曹洞宗(禅宗)の寺で、吾喰楽家と同じ宗派だから、親しみを覚える。
禅宗は鎌倉時代以後、武士や庶民を中心に広まった。
室町時代になると、幕府の庇護を受けた。
参道路の正面に位置する、前門は閉ざされていた。
参道は雪に埋まっているようである。
矢印に従い、右側の受付へ回った。
ところが、門は開いていたが、受付の窓口は閉まったままだ。
参道に平行する通用参道を進むと、奥に参拝者入口があり、庫裡が受付になっていた。
拝観料を払い、タクシーのことを訊くと、「お帰りになるときに、呼んで上げます」と、云ってくれた。
この地の“おもてなし”の心は、雲洞庵とて例外ではなかった。
お寺がタクシーを呼んでくれるなんて、初めての経験だった。
「三脚お断り」と表示はあるが、庵の内部は自由に写真撮影ができた。
庫裡、大方丈、本堂、位牌堂、開山堂、坐禅堂、観音堂、客殿を見て回った。
各々の建物が廊下でつながっているのは、福井にある曹洞宗の大本山・永平寺と同じである。
雪国ならではの知恵なのだろう。
境内に大杉があるからか、全体の雰囲気も永平寺に少し似ている。
勿論、規模は永平寺と比べものにならないが、越後一の寺らしい。
昔から越後の国では、「雲洞庵の土踏んだか」といわれ、篤く信仰されていたそうだ。
ところで、曹洞宗には、大本山が二つある。
上下関係はなく、同列だという。
もう一つの大本山・總持寺がある横浜の鶴見は、云うまでもなく雪国ではない。
それでも、建物は廊下でつながっている。
建物を離し、廊下でつなぐのは、火災の際に全焼を防ぐ意味合いもある。
能登にある總持寺・祖院は、その昔、火災に遭っているので、その教訓だ。
特別、信仰心が篤いわけではない。
それでも、参拝を済ますと、心が洗われたようになる。
パトさんも、境内に積もる雪の上を渡る風に冷やされたのか、すっかり酔いが醒めたようだ。
いや、酔っていた振りをしていただけかもしれない。
タクシーで塩沢駅へ行こうとしたら、一時間に一本のローカル線に間に合わない。
新幹線の越後湯沢駅まで行くことにしたが、しっかりと値段交渉をしてくれた。
何とか予定の新幹線に、間に合う時間に着いた。
彩さんが、急いで歩いていた。
復路の切符を買っていないのかと思った。
ところが、買っていないのは、私だけだった。
大声で、「先に乗ってください。追いかけます」と、彩さんの背中に叫んだ。
金沢へ行くことになるかもしれないと、切符を買わなかったのではない。
乗る新幹線によっては、熊谷は停まらない。
手前の高崎で降りるか、熊谷で降りるか、判らないのである。
高崎だと降りてからJRの八高線に乗るが、熊谷だと私鉄の秩父線になる。
だから、復路の切符は買えなかったのだ。
「次の新幹線は、熊谷に停まりますか?」
「停まります」
「熊谷まで自由席と乗車券」
「何番線ですか?」と、切符を受け取るときに訊いた。
「13番線です」
エスカレーターの右側を駆け上がった。
乗るだけなら楽勝だった。
自由席の真ん中、3号車へ急いだが、間に合わない。
結局、4号車にして、乗ってから移動することにした。
ところが、乗るとき、先に行ったはずの三人が後ろにいた。
11番線から戻ったという。
誰かがホームを間違えたのだ。
楽しかった二日間の旅が、終わりに近づいた。
パトさんが、義理で買った八海山の米焼酎の封を切った。
たまたま、持っていた蕎麦茶で割ってみた。
悪くない。
それにしても、よく飲んだ。
でも、大した量ではない。
のべつ幕無しだった、という意味である。
熊谷までは、あっと云う間だった。
帰宅してから気が付いたが、わが家からだと時間的には東京へ行くより速い。
いつか、今回の旅の裏を返したい。
完
*パトさん、彩さん、soyoさん、ありがとうございました。おかげさまで、楽しい二日間でした。色んな出会いがあり、素晴らしい旅になりました。
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最後は…
バタバタだったんですね!
もし私が同行していたら、一番年下のくせに、転んでケガしたりして迷惑かけていたかもしれませんね(≧∇≦)
お疲れ様でした。楽しい旅の様子がよ〜くわかりましたよ。
2015/03/22 10:40:23
彩々さんへ
おはようございます。
最後のドタバタで、尚更、印象に残る旅になりましたね。
でも、間に合って良かったです。
温泉、料理、酒、触れ合い、何拍子も揃った旅でした。
今度は、何処へ行きましょうか?
2015/03/22 09:55:56
最後はちゃんとまとまる。
おはようございます!
この二日間は思い出に残る旅でした。
文明の進化(?)で、こうして各々が
Blogに綴り、記録しているので忘れないでしょう。
吾喰楽さん、パトさん、soyoさん、
このへタレ彩々をお連れ下さり、大変お世話に
なりました。
でも最後の最後でみんな今ある若さを
発揮して、怪我もせず無事に帰路に着けた
事が何よりだったと…。
また、連れて行ってやってください。
2015/03/22 09:31:44
SOYOKAZEさんへ
おはようございます。
初回と2回目とでは、目の付け所が違うのは当然のことです。
だから、裏を返す意味があるんですよ。
座禅堂は、綿埃が踊っていましたね。
>私に目もくれず左のエスカレーターに・・
失礼しました。
彩さんに、「先に乗って!」と云っておいたので、待っているとは思いませんでした。
2015/03/22 08:46:05
よく見ましたね
おはようございます。
私は二回目なので、「雪の下には綺麗な庭があるのに」とか・・
「冬は、さぞかし寒かっただろう。幼い兼次は、何処に寝起きしていたのかな」とか、「座禅堂、中々厳しい雰囲気だが、少し掃除した方がよいと思う」と妙なことに気をとられたりしていました。
結構、大きな寺なのに、お坊さんらしき姿は見えず、何処にいるのかしら?
全く、不信心です。
宿の方に聞きました。
「この辺りには流しのタクシーはないから、何処でもタクシーを呼んでくれます」
私も一応、湯沢と塩沢のタクシー会社の番号は携帯に登録しておいたのですが、使わずじまいでした。
帰りの新幹線に乗る時、一番焦ったのは私です。
ゴクさんを待っていて、そのゴクさんは、私に目もくれず左のエスカレーターに・・
でも、師匠と彩さんは右に・・
「ええい、ままよ」と右に乗ったら、二人が下りて来るではありませんか!
私は、駆け上り、駆け下り、また走って移動し、駆け上がりました。
「私って、若い!」と思いましたよ。(笑)
2015/03/22 08:20:57