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映画が一番!

アメリカン・スナイパー 

2015年03月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:戦争映画

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は上映中の
「アメリカン・スナイパー」。

原作はイラク戦争に4度従軍して160人を射殺した
クリス・カイルの自伝の
『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』。
(原題: American Sniper:
The Autobiography of the Most Lethal Sniper
in U.S. Military History)。
監督は84歳になるクリント・イーストウッド。

冒頭から狙撃のシーン。
尼さんと子供がスコープにうつしだされる。

”女と子供が、道に出て来ました。”
”部隊の方へ、女が何か隠しています。”
”爆弾らしき物を子供に渡した。”
”女と子供、見えますか。”
 

”見えない判断しろ。”
”間違ってたらコトだぞ。”

カイルはトリガーを引く決断を迫られる。

キャッチコピーは
”彼は帰ってきた。心は戦場においたままで。”
”米軍史上最多、160人を射殺した、
 ひとりの優しい父親。”

この映画で描かれるのは、
イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊
ネイビーシールズの隊員、
クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)の半生。

敬虔なクリスチャンの家庭に育ち、
8歳で父親と自分のライフルを持ち、
ハンティングへ出かけたカイルは
”お前は弱い羊達を守る牧羊犬になれ、
狼にはなるな”と教えられる。

愛国心にあふれるテキサスの青年は、
1998年にアメリカ大使館爆破事件をテレビで
見ていて海軍に志願する決心をする。
一方、私生活ではタヤ(シエナ・ミラー)と
結婚して幸せな日々を送っていた。

厳しい訓練に耐えたカイルは
射撃の腕を買われてスナイパーとして戦場へ。
スナイパーである彼は、「戦場に誰一人残さない」と
いうネイビーシールズのモットーに従うようにして
仲間たちを徹底的に援護する。

人並み外れた狙撃の腕前から
レジェンドと称されるようになるが
その一方で反乱軍には悪魔と言われ、
懸賞金を懸けられる。

故郷に残した家族を思いながら、
その時その時に厳しい決断をしながら
スコープをのぞき、引き金を引き、
敵の命を奪っていくクリス。
4回にわたってイラクに送られた彼は、
次第に、心に深い傷を負ってしまい、
心的外傷後ストレル障害(PTSD)になる。

戦場のシーンは乾いた銃声の音と
ざらついた殺伐した画面に引き込まれました。
戦闘の場面と家庭でのカイルのメンタルな
部分をリンクさせてストーリーを展開させて
いく方法で単なる戦争映画にしていないところは
監督の手腕でしょう。

最後は衝撃的な事件が起こりますが、
ネタバレになるのでここは映画を観て下さい。
(新聞紙上には発表されているので
皆さん、ご存知の人は多いでしょうけど。)

アカデミー賞では音響編集賞しか
取れなかったのはこの衝撃的な事件が
絡んでいたのではと私は思ったことでした。



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戦争反対

yinanさん

SOYOKAZEさん、こんにちは〜!

戦争は恐ろしいのに、最近の政治の動きは
戦争が出来る国を目指しているように思えます。

”事実は小説より奇なり”とは良く言ったもので
カイルはPTSDに苦しむ仲間の帰還兵を
支援する活動に取り組んでいた。
そんな中、その活動中、2013年2月2日、
当時38歳だったカイルは射撃場で
元海兵隊員のルースに至近距離から撃たれて死亡。
映画のラストは
クリス・カイルの葬送の記録映像が流されます。

2015/03/05 15:27:52

痛ましいですね

さん

yinanさん、おはようございます。

戦争は人の命を奪う行為です。
彼がスナイパーとして、PTSDになったのも無理はないでしょう。

アメリカには、多くの帰還兵士が同じ心の病に苦しんでいるとか・・・
どんな理由があっても、決してしてはいけない行為だと思っています。

2015/03/03 08:10:57

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