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独りディナー
人間は、変わらない?
2015年02月25日
テーマ:シニアライフ
暫く、森瑤子にはまっていたことがある。
英国人の夫を持って、六本木や軽井沢の街並みが似合う、都会的な彼女とは、随分境遇が違うけれど、何故か共感するところが多い。
本来彼女は、音楽を学んでいたにもかかわらず、そこから抜け出して作家になった、というプロフィールも、魅惑的だった。
のみならず、彼女の抱えている様々な方向性が、私にとって突破口に見えていた、ということもある。
大分前。
高校時代の友人達が集まった時。
我々世代のご多分に漏れず、かつては文学少女だった元気な中年女性のおしゃべりで・・
「私は、森瑤子の与論島の別荘に行ったことがあるのよ」と、一人が言った。
ご主人が出版関係の仕事をしていて、森瑤子の挿絵画家を知っているからという話だった。
「森瑤子なんか、好きなの? 私は読んだ事が無いわ」と一人が、切り捨てる様に言う。
多分、デビュー作の「情事」とか、「誘惑」といった、タイトルだけで、森ワールドを想像しているのだと思われた。
すると、
「作品というよりも、森瑤子のライフスタイルが、魅力的なのね」と、与論島経験者が答えた。
そうなのだ。
森瑤子ファンとしては、それがずっと言いたかった言葉だった。
彼女は高校時代から、いわゆる垢抜けした美人で、そのちょっと短めにはいた制服のスカート姿からは、とても学年きっての秀才には見えなかったけれど。
秀才は数十年たって、たとえ二児の母親で、穏やかそうな主婦になってみた処で、それはあくまでも彼女の表の姿に過ぎず、物事の見方や判断力には、何の変わりもないのだった。
中学の友人が数人集まって、上野界隈のいわゆる「谷根千」を巡り歩いたことがある。
幹事役の一人が、前日解説分をファックスで送ってくれた。
皆、とても有難がって、中にはファックス紙を持参する人も居た。
そのうち、見物しながら「ねえねえ、これは何かしら・・」と、声を上げる人に
「これは、昭和の建造物で・・」等と、必ず静かに答える人が居た。
「まあ、物知りだわねえ」と驚く皆に、
「いや、昨日のファックスに書いてあったから・・」と答えた彼女。
我々も、目は通した筈なのに、殆ど素通りだったのか・・。
彼女は、大人しい性格ながら、英語と数学では殆ど満点を取る様な秀才で、今は小児科のお医者さんとなり、皆精神的に頼りにしている仲間の一人だ。
「人と話すのが苦手なので、小児科を選んだんだけど。結局は、小児科医の仕事って、お母さんとの会話が大半なんだよね」
人間は、いくつになっても、大きくは変わらないものなのだな、とつくづく思う。
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親しみがわきます。
彩々さん、こんばんは。
同じ頃に、同じ様な小説を読んでいた、という事実だけで、親しみがわきますね。
森瑤子は、早逝してやはり道半ばだったのだろうなあ、といつも思っています。
2015/02/25 20:49:20
同世代だから・・。
SOYOKAZEさん、こんばんは。
同世代、は嘘ですけれど。
まあ、私は晩生、という事にして、同じ頃、同じ時代の小説を読んでいた、という事でしょうか。
森瑤子は、好きでした。
2015/02/25 20:34:16
みんな同じ年代で嵌まるのかも!?
こんにちは
私も同じくで…、森瑶子さんの本は一時、
嵌まるものの、数冊読んて‘もういいわ’と
いう時期がきて、その後、立原正秋から
渡辺淳一ブームへと、男性作家に変わりました。
恋愛に憧れるというか、男性心理が知りたい
時期だったのでしょうか(?)
そういた感情も、今となっては若いころの
懐かしい読み物です。
2015/02/25 16:13:31
変らないですね
こんにちは。
高校の演劇部の仲間と、二年前に数十年ぶりに逢いましたが、皆、全く変わっていませんでした。
まるでタイムスリップしたかのように、当時と同じ感覚で・・
あんみつやたい焼きが、イタリアンとワインに替っただけでした。
森瑤子さんは、随分昔、一時期嵌りました。
都会的センスの、大人の女性ってイメージですね。
しかし、性愛場面が多かったから、飽きるのも早かったような気がします。
最初はドキドキしながら読んだものですが。
2015/02/25 13:52:52
ライフスタイルだから・・
吾喰楽さん、こんにちは。
コメント、ありがとうございました。
ライフスタイルも含めての、森ワールドなので、男性の視点からはどう映るのか、興味深いですね。
女性としての森瑤子さんファン、という男性は、沢山居そうですけれど・・。
2015/02/25 12:14:57
森遥子
こんにちは。
私は、一作品を読んで気に入ると、納得するまで、とことん読むタイプです。
森遥子は、未知の作家です。
シシーマニアさんのブログを拝見して、読んでみたくなりました。
2015/02/25 11:58:49