思い出づくり

切なる願い 

2015年02月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

安楽死殿堂があったら良いなあと思います。
お国が運営していて綺麗だけど威圧感のない入りやすい建物なの。
受付には優しそうな人が何人も居るのよ。
付き添いがアリでもナシでも、身分証明もあってもなくてもOK。遺言も残したい人はビデオでも封書でもその場で出来るの。
ミュージックもアリナシお好みで選べてね、手続きが終わると品の良い老人に導かれて、いよいよ死へ旅立てる部屋に入るの。
そこにはお医者様一人と看護婦さん二人が待っていて、望めば牧師さんやお坊さんにも付き添って貰えるのよ。
そして、最後の最後に気が変わったとしたら、いつでも取り止められるの。
私はせっかく此処まで来たのだから迷いなく手続きをお願いするわ。
その前に持ってきたお気に入りの写真三枚くらいを見せながらお喋りするのよ。
お医者様も看護婦さんも写真を眺めながら「良い人生を歩んでこられたのですね」と感嘆したように言うの。
私も笑顔で「とっても!」と応えるのよ。
そこは心優しくお上手を言える人ばかりなの。
私は気持ち良く清潔なお蒲団に入って笑顔で麻酔を打ってもらうの。
あとは夢の中よ。さよなら、さようなら・・・

あああ・・・こんな殿堂があったらなあ。
そしたら老後をもっともっと楽しく安心して過ごせるのになあと夢見ているの。



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