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独りディナー
従弟の結婚式
2015年01月06日
テーマ:思い出すままに
従弟の奥さんは、留守を守っていた私と叔母の為に、その日のご馳走を折詰にして持って帰ってくれた。
告別式では、色々な人の思い出などもあり、お通夜とは違って従弟の華やかな面も紹介されたらしかった。
二人の結婚式でお会いした、奥さんの親戚の人達とは、前日のお通夜で何十年ぶりかに再会して、当時幼かった甥御さんが私を見て「よく覚えていますよ。そのヘアスタイルは・・」と、対応に窮する思い出話なども聴かせてもらって、自然に結婚式の話になった。
従弟の結婚式は、ルーテル市ヶ谷で執り行われ、オルガン弾きの私は(だったと思う。ハモンドオルガンだったのかな・・)幼児を二人連れて参加したので、厳かであるべき式で、子供たちがどう出るか、大きな気がかりであった。
六歳になったばかりの娘は、花嫁さんの姪御さんと並んで、ベールの裾持ち役を仰せつかり、それなりに緊張していたのだが、問題は役なしの息子で、果たして式の間、母親も姉もそばにいない席で、一人椅子に座って持ちこたえられるのだろうか・・。
後で横にいた従妹に訊くと、「おとなしく座っていたよ。それよりも、母親が気にしているのではと、こっちはそればかりが、気になった・・」ということだった。
式の後のお食事会では、セレモニー用の洋服から着替えた二人はリラックスして、初めてお会いした花嫁さん側の小さな子たちに、ちょっかいをかけて、ますます母親をハラハラさせた。
息子にとって、年子の姉が誕生日を迎えたばかりで六歳になったのが、非常にインパクトが強かったのだが、その姉と一緒に裾持ちをした女の子が、見かけは同じくらいの背丈なのに、何と八歳だというのには、心から驚いたらしい。
大人達を捕まえては、「ねえ、あの子、八歳なんだって・・」と他人自慢の様に報告していたら、誰かに「ところで、坊やはいくつなの・・?」と聞かれたのだった。
普段元気いっぱいの息子は、その一瞬うなだれて、小さな声で答えた。
「うん。ボク? 四歳・・」
五歳の誕生日を目前にした息子としては、さぞかし無念だっただろう。
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