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珍説パロディ ウサギとカメのかけっこ! 

2014年12月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


                                                   
  
  むかしある日、ウサギとカメは「あの遠い山へ向かって、かけっこをしよう!」と話しあいました。
 
 ウサギくんとカメくんは、キツネさんの合図で同時にスタートを切りました。早速、二人は持ち前のペースで出発したのです。
 カメくんは、のろのろとゆっくりマイペースで歩んでいます。遅速タイプの遠距離歩行です。
 一方、ウサギくんは、ピョンピョンと瞬発力を活かし短距離走行で遥か遠いゴールへ向かって走っています。
 
 ウサギくんは、十二支のなかでも、走る速さにおいてはトラほどではないが、竜よりも速いのです。
でも、持久性を要する長距離はあまり得意ではありません。山すそから登り坂を超えると、大木に着きました。見晴らしが良い。後方を振り返ってもカメくんの姿は見えません。この木の根元で一休みです。うとうととお昼寝をしてしまいました。
 
 やがてカメくんはゆっくりノコノコと歩いてきました。お昼寝しているウサギくんに「カゼをひかないように」と、やさしく葉っぱをかけてやりました。
 
 さらにカメくんは、一人で歩みを進めました。山の中腹では心地よい風が丸い頬にあたる。途中で、「どうぞお立ちよりくださいませ」と声をかけられたのです。
 
そのお休み処にはバニーガールが立っていました。そののれんの奥から、芳醇な香りが漂ってきたのです。カメくんはもともとお酒が好きなのです。正月になると、1升でも2升でも平気で呑みます。
 
 カメくんは、竜宮城で遊興した浦島太郎くんのアッシー君をしたのです。ついそれを思い出しました。
「太郎くんばっかり、良い思いをして!」と、羨望と嫉妬がムラムラっとわき上がったのです。つい誘われるまま、お休み処「バニーちゃん」に入りました。バニーちゃんから供応され、木の実をツマミに地酒をトクトクと呑みました。
 
 カメくんは、ウトウトとしかけたところで、ハっと気付きました。このままでは、酔生夢死で終わってしまう。バニーちゃんにバイバイして、ノロノロと歩き始めました。
 
 ウサギくんは、お昼寝からお目覚めです。山道にはカメくんが通った足跡があります。こりゃ大変!と走り始めたのです。でも、自分の短距離タイプの走りを反省して、バニーちゃんのお誘いにも素通りバイバイして、ゆっくり休みを取りながらスピードを保ちました。
 ウサギくんは、9合目過ぎたところで、カメくんに「お先に失礼!」とゴールしました。眼下の景勝を眺めていると、すぐにカメくんはトロトロとゴールしました。
 
 カメくんは、ヨタヨタしてまだお酒の酔いが残っています。ウサギくんは、谷川の冷水を両手ですくってカメくんに飲ませてあげました。何度もそれを続けました。
 
 太陽はすでに西の山際にかかり始めました。カラマツ林を過ぎると、渓流のせせらぎが聞こえてきました。実は、ウサギくんは泳げません。カメくんは水を得た大魚のように大河を、ウサギくんを背中に乗せ、下流へと向かいました。
 
 ウサギくんは、河川に浮かぶ石とカメさんに飛び遊びました。「いなばの白ウサギ」ではなくて「いなかの白ウサギ」ですね。
 
お二人は仲良くお里に帰りました。   おしまい!
 
 ■ さて、このパロディから何を得ましたか?
 ・走りが速いからと言って、油断大敵。
 ・羨望や嫉妬は目標の一つにはなるが、ほどほどに。
 ・甘いお誘いには乗らないように。
 ・お互いの助け合いの気持ちが大切。
 ・お正月のお酒は呑みすぎないようにね!
 
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