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頑張れ、はやぶさ2!!・「一人じゃないよ」 

2014年12月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:はやぶさ

2014年12月3日13時22分04秒、はやぶさ2が打ち上げられた。思わず、我らがと言ってしまうのだが、 2014年12月3日13時22分04秒、我らが小惑星探査機、はやぶさ2が種子島宇宙センター大型ロケット発射場からH-IIAロケットで打ち上げられたのである。

 はやぶさ2は、この先、何年にもわたり、宏大な宇宙空間を、一人で、たった一人で旅をし、ミッションを遂行することになる。

 はやぶさ2について、たった「一人」でと表現してしまったが、はやぶさ、つまり、はやぶさ2の前の、初代はやぶさ、そして後継のはやぶさ2に思いを馳せると、さまざまなことを教えてくれる。


 先ほど、はやぶさ2は、この先、何年にもわたり、宏大な宇宙空間を、一人で、たった一人で旅をする、と述べた。
 
 初代はやぶさ、そしてはやぶさ2の活動を擬人化するとき、たった一人でという表現になる。しかし、それだけではない。

 もっと根源的に、初代はやぶさ、はやぶさ2には、命があるように思えるのだ。初代はやぶさ、はやぶさ2は、人間が作ったものであり、人工物ないし機械である。しかし、人工物ないし機械であるから、命はないと言い切れるのだろうか。

 命とは、生物を生かしていく根源的な力である。生物とは、動物や植物などの自然物である。という定義からすれば、人工物である初代はやぶさ、はやぶさ2には、命はない、となる。

 しかし、初代はやぶさ、はやぶさ2は、動物や植物、人間さえもやれないことをやり切る。もはや、単に人間によって作られたというに止まらず、人間と共に、人間の頭脳と共にある。まさに、崇高なミッションを遂行する、人間の相棒といえる。

 
 初代はやぶさの偉業を振り返る。

 はやぶさは、2003年5月9日13時29分25秒に打ち上げられた。イオンエンジンの実証試験を行いながら、2005年夏に小惑星イトカワに到達した。

 小惑星イトカワの表面を詳しく観測のうえ、サンプル採集を試みた後、2010年6月13日22時51分、60億kmの旅を終え、地球に向かって大気圏に再突入した。

 地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンは、世界で初めて成功の偉業である。

 はやぶさの旅は、7年余に及ぶ60億kmの旅だ。しかも、単なる長く遠い旅でなく、苦難に満ち、それを克服した奇跡の旅である。

 最後に、地球に向かって大気圏に再突入する時点。サンプルを採集したカプセルを地球に向かって投下し、自らは高熱中で燃え尽きてしまう。

 この一部始終は、涙なくして語れない。

 はやぶさのプロジェクトマネージャーを務める川口淳一郎さんは、最後の瞬間、はやぶさが遠くに見つめる地球の姿を撮るべく、はやぶさをしてカメラのシャッターを切らせてやる。

 ここまでくれば、もう、はやぶさは、生きていると言わざるを得ない。

 ちなみに、はやぶさプロジェクトの総指揮をとり、世紀の快挙を成し遂げた川口淳一郎さん、1955年9月生まれの59歳は、青森県は弘前市出身である。

 津軽のシニアブロガーは、幾多の困難を乗り越え、決して諦めることがなかった川口淳一郎さんの頑張りは、津軽人のじょっぱり精神のなせる業であると思う。だから、川口淳一郎さんは、日本人の、そして青森県人の誇りである。


 60億kmの旅を終えて、はやぶさが帰還したのが2010年6月13日22時51分。あれから、約4年半経った2014年12月3日13時22分04秒、後継のはやぶさ2が打ち上げられた。その瞬間は、NHKと民放テレビでも実況中継された。取りあえず、打ち上げ成功だ。

 しかし、まだ安心するのは早い。15時10分頃のロケットとはやぶさ2の分離確認ができなければならない。なのに、NHKでも民放テレビでも、分離確認、予定の軌道へ投入の報が流れない。両者とも、感度が悪いな、まったく。

 やきもきしていたら、15時13分頃、ツイッターで、JAXA角田宇宙センター @JAXA_Kakuda さんのツイートが流れた。曰く。

 「分離確認できました.これでホントの打ち上げ成功です.フォロワーの皆さん応援ありがとうございました! はやぶさ2くん、いってらっしゃーい.」

 良かった。本当に良かった。これで、はやぶさ2は、6年、52億kmの長くて遠い旅に出た。それも、一人で、たった一人で。

 でも、はやぶさ2は、一人だけれど、一人ではない。私たち、世界中のはやぶさファン、はやぶさ2ファンは、この先、はやぶさ2と共に旅をすることができるからだ。一緒ではないけれど、みんなは一緒だ。

 世界中の子どもから大人まで、ありとあらゆる朗若男女が、熱く、熱く、熱く、はやぶさ2を応援しているよ。

 そして、誰よりも熱く、はやぶさ、初代はやぶさが、はやぶさ2を見守っていてくれるよ。

 頑張れ、はやぶさ2!! 頑張れ、はやぶさ2!! 頑張れ、はやぶさ2!! ファイト!! ファイト!! ファイト!!



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