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独りディナー
白亜の市庁舎
2014年12月02日
テーマ:ウィーンからの旅
ウィーンを訪れたのは二年ぶりだけど、前回は時間が無くてオペラ座で「くるみ割り人形」を鑑賞したのがせいぜいだったので、今回の様にゆっくりと街歩きをしたのは、随分久しぶりである。
「おお我が街、ウィーンよ・・。」という気持ちで、街並みを味わった。
街並みと言えば、40数年前、ウィーンに着いて間もなく、先生のお宅へ初めて伺った時。
決まったばかりの下宿から、路面電車に乗って、リンクと呼ばれる環状線を走りながら、車窓から見た周りの景色。
あの情景は、今もありありと目に浮かぶ。
シュヴァルツェンベルグから進んでいくと、まず右に見えるのがオペラ座の、どっしりと黒ずんだ建物だった。
それから電車が大きく右に曲がると、左前方には、中央のマリア・テレジア女帝の銅像を挟んで、まず美術博物館、そして科学博物館の、堂々としてやはり黒っぽい建物が向かい合って建っているのが見えてくる。
ハプスブルグ王家の紋章「双頭の鷲」が睥睨する王宮門が、電車に乗る自分の後ろにそびえているのにも気づかぬ間に、電車はギリシャ様式の白亜の殿堂、国会議事堂前を通り過ぎていく。
沈んだ色調の建物が並ぶ中で、一際白く輝く議事堂の隣は、ゴシック建築の市庁舎だ。
左右対称に黒光りする重厚な建物が、中心の時計台を挟んで両側に広がる様子は、若かった私には「これぞ、市庁舎!」という風に、荘厳に思えたものだった。
それが、今回・・。
今までにも、主要な建造物が次々と洗浄されて、明るい色調に変貌していくのは、経験済みではあった。
最初は、シュテファン教会だったかな・・。
或るときは、オペラ座は既に洗浄済みで、「双頭の鷲」の紋章を戴く王宮門が丁度半分ほど洗浄されていたこともあった。
二本の塔で目を惹くヴォティーフ教会が、お掃除の途中、といった感じで一部黒く残っていたこともあった。
でも今回。
路面電車に乗っていて、「ラートハウス(市庁舎)!」というアナウンスで降りてみると・・。
既に白亜の議事堂は通り過ぎた筈なのに、大きく育った木々の間から目に入ってきたのは、白く輝いてレース模様を思わせる様な、細かく彫刻されたゴシック様式の市庁舎だった。
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