メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

人生日々挑戦

コーセーに脱帽 

2014年10月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

最近、なにかとメディアを賑わしているのがコーセーである。

 2014年10月15日、コーセーは、現在67歳である日本人男性から提供を受けた皮膚細胞と、同じ人から36歳時点で提供を受けた皮膚細胞について、iPS細胞を用いて細胞を初期化することで、老化の痕跡が提供年齢にかかわらず回復していることを確認した旨を発表した。

 これは、今生きている67歳である日本人男性の生身の肌そのものが、生身のままで36歳時点の状態に若返るということではない。これができたら、世の朗若男女のうち若以外の男女は、狂喜乱舞するだろうが、そうは問屋が卸さない。

 まあ、ネットの配信ニュースの中には、「iPS細胞使い肌細胞若返り 67歳→36歳 コーセー」とのタイトルをつけているものがあるから、糠喜びした人がいたかもしれない。

 それはそれとして、今回の発表で大事なのは、「iPS細胞を用いて細胞を初期化することで、老化の痕跡が提供年齢にかかわらず回復していることを確認した」ことである。これにより、逆に、老化のメカニズムを解明し、それが分かれば、皮膚細胞の老化を防ぐ、ないしは大幅に遅らせることができるだろう。

 そして、注目すべきは、コーセーの研究への取り組み姿勢である。コーセーは、今回の発表関連で、現在67歳である日本人男性から、1980年以降、定期的に皮膚細胞の提供を受け、同じ人の36〜67歳の五つの異なる年齢の肌の皮膚細胞を保持してきている。iPS細胞が発見される前からのコーセーの取り組み姿勢に脱帽しなければならない。



私の人気ブログランキングへの応援のため、
↓クリックをお願いします。
http://blog.with2.net/link.php?1546952 



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR







上部へ