時の狭間で

soraからのプレゼント 

2014年10月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

soraが逝って二ヶ月経った頃だった 一通の手紙が舞い込んだ
あっと声をあげた
高校生の時だった 母に市役所行ってくるね
戸籍謄本を取りに行ってくるから

その時の母は忘れていたのだ 私が養女だったと言う事を・・・・

市役所に出掛け戸籍謄本を出して貰い目を通すと
養女と言う文字が
えっ やっぱり! でも!受付の女性に すみません
養女って何ですか?と聞くと 女性は養女は 養女ですよと答えた
分かり切った答えなのに何故か問いかけてしまった
今となっては滑稽だったと笑える

理解出来るような出来ないような 何処かで心がもしかしたら本当の子供ではないかも知れないと言う疑惑を持っていたからだ

すねて学校を休み 従兄が・・・俺は知っていたんだ
だけどお前には話せなかった・・・だけどお前が探したいと言うのなら一緒に探してあげるよと

そう・・・手紙の差出人 名前はに古い記憶が過ったのだ

戸籍を辿り 私は四姉妹であった事が判明していた
私は末っ子 何故私だけと思い悩んでみたけれど
当時父親を探し出し電話を掛けると 直ぐに来なさいとの返事
出向いて行くと 一人の姉妹の結納らしき準備がされていた
あっ似てる 私にそっくり!!だけど戸籍に載ってた父親は 何の感情も湧かない だけど君が望むなら名古屋に君の祖父母が居るので会いに行くといいと言い 祖父母の住所を示したメモ渡された
勝気だった私 そうね心で私も湧かないしメモは破り捨てた
母と呼べる人は離婚しており 辿った住所には居なかった

私も母となり四人の子を残して出て行かざる結果に何と哀れな人なのだろうかと嘆いた
探し出せばきっと私は独りぼっちにさせたくないと
育ての親と産みの親の狭間で 右往左往してしまい背負い込んでしまう気がしたのだ

育ての母はきっと養女何て言葉は 心の中には無く 自分の子供としてしか考えていなかったんだと 思えた

手紙は何と!!一番上の姉と呼べる人からだった
私に ごめんねと言う言葉と 私を知りたい 私に会いたいだった

soraったら何と嬉しいプレゼントをくれたんだろう!!
即 返事を書き 電話番号が書かれていたので 電話
59年経った今 私は姉と呼べる人と会話した

トントン拍子に 携帯のアドレスを教え合い 何時かそう会いに行くからねの言葉を貰った

お姉さんなんて呼べないし 私は友達感覚でメール遣り取りや手紙の交換をしましょうねと・・・・

soraが繋いだであろうこの縁 不思議だし かと言って難しくも考える事も無く 来年3月に東京に出て来るからね会いましょうの言葉を貰った

来年3月 soraが逝って1年後に私は我がルーツを知る事に何とも胸が熱くなる思いだ

こんな事もあるんだね〜〜〜と一人思う日々だ
さて明後日から旅行に行くぞ

旅行も不思議 我が友は被災地を選び旅行に誘って来たのだ
ボランティアに行きたいと何度思ったか
だけど行くに行けない状況だった 今回旅行に行くのも何かの縁の導きなのかもなと思える

遊びに行くのは気が引けるけれど
亡くなった方々に手を合わせる事が出来ると思うと
何とも言えない心が湧きあがってくる



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