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人生日々挑戦
高橋大輔選手・「錦織圭選手の快挙」
2014年10月06日
テーマ:人生
2014年9月9日、テニスの錦織圭選手が、男子シングルスで、日本選手初の全米オープン準優勝を成し遂げた。
錦織選手は、テニスの男子シングルスで、日本選手として、四大大会では81年ぶり、全米オープンでは96年ぶりにベスト4進出を果たした。その準決勝も、世界王者であるセルビアのジョコビッチ選手を撃破し、初の決勝進出を決めた。
決勝では、クロアチアのチリッチ選手に敗れたものの、堂々の全米オープン準優勝という歴史的快挙である。錦織選手が成し遂げた歴史的快挙の話題に日本中が沸騰した。
報道によれば、錦織選手の快挙は、日本選手初であると同時に、アジア人男子初の快挙である。
何のスポーツでも、否、スポーツ以外でも、日本人初にとどまらず、アジア人初となれば、快挙の重みは、いやが上にも増していくというものだ。
私たちは、通常、アジア人男子初の快挙と聞くと、漠然と、ヘエーッ、アジア人男子初なんだ、と思う。そこで、アジア人男子初とは、どれくらい凄いことなのかを調べてみることにした。
例によって、ネット先生にお聞きしたら、「アジアの人口ランキング - 世界経済のネタ帳」がヒットした。
これによれば、2013年の人口ランキングで、アジア24か国の総人口は、38億3千万人である。これは、世界186か国の総人口70億3千5百万人の54%を占める。
男と女の割合を便宜上ヒフティヒフティとすると、男子は、世界全体で35億人いて、うちアジア人以外男子は16億人、うちアジア人男子は19億人いることになる。
したがって、アジア人男子初とは、19億人規模のアジア人男子がそれまで誰一人としてできなかったことを成し遂げることだ。
今回の錦織選手の全米オープン準優勝は、歴史上、19億人のアジア人男子が誰もできなかったことを錦織選手が初めて成し遂げたことを意味する。
19億人という具体的数字を絡めてアジア人男子初と聞けば、改めて凄いことである。
錦織圭選手、1989年12月生まれ、島根県松江市出身の24歳。彼の姿がまぶしくも輝いて観える。
スポーツ観戦好きの津軽のシニアブロガーは、錦織圭選手の全米オープン準決勝と決勝の両試合をリアルタイム観戦することができた。ネットでの観戦ではあるが、彼の歴史的快挙の瞬間に立ち会えて、充実感いっぱいである。
錦織選手の堂々たるアスリートぶりを観ながら、フィギュアスケートの高橋大輔選手の雄姿が重なって観えた。
近年におけるフィギュアスケート人気隆盛の要因は、高橋選手のフィギュアスケート人生の軌跡にある。
そして、高橋選手の戦いぶりには、いつも張り詰めた雰囲気がある。彼のこれまでの戦いを形容すれば、「生きるか死ぬかの戦い」であり、凛としたものに包まれている。
高橋選手は、フィギュアスケート男子シングルにおいて、2002年に15歳で世界ジュニア選手権、2010年に23歳で世界選手権、2012年に25歳でグランプリファイナルを、それぞれ日本人史上初制覇を果たしている。
加えて、燦然と輝くのが、2010年バンクーバー五輪で日本人男子シングル初メダルの銅メダル獲得。これを含め、2006年トリノ五輪から2014年ソチ五輪までの五輪三大会連続入賞である。
高橋選手の世界ジュニア選手権優勝、世界選手権優勝、グランプリファイナル優勝、2010年バンクーバー五輪での銅メダル獲得は、いずれも、日本人男子初であると同時に、アジア人男子初の快挙である。
フィギュアスケート男子シングルにおいて、実に四つもアジア人男子初である。19億人ものアジア人男子が誰もできなかったことを、一つでも成し遂げれば、凄い。なのに、高橋選手は、四つもだ。
それでも、高橋大輔選手は、決して偉ぶらない。いつも真面目で謙虚である。
イケメン、それも人懐っこいイケメンの彼。しかし、その彼は、ひとたび勝負のリンクに立てば、「生きるか死ぬかの戦い」を観せる。
高橋大輔選手、1986年3月生まれ、岡山県倉敷市出身の28歳。彼の姿は、いつもまぶしくも輝いて観える。
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