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得失人生　

2014年04月08日
テーマ：テーマ無し

朝から晴れ。

昼前に
商店街へ降り、遠回りして3,500歩、
まあまあかな。

途中
幼稚園の入園式帰りだろうか
着飾った親子連れとすれ違う。

その微笑ましい姿は
こんなオッサンでも和むのだから
子供の力は素晴らしい。

６０年ほど前のあの頃、
貧農が点在している寒村には
幼稚園など無く
歩いて３時間の町には在ったかもしれないが
もし、村に在ったとしても
貧しさゆえに費用が払えなかったと思う。

周囲がみんなそうだから
子供たちに羨望感などなかった、はず。

小学校に入るときも
ランドセルなんか無くて、
その後、背負った記憶もまったく無いから
風呂敷か、
ズックの鞄らしき物を使っていたのかも。

それでも
小奇麗な身なりの今より
自然あふれる当時の方が良かったように思う。

花粉症も
食物アレルギーも無かったのだから。

たまに町からやって来るオートバイの
排気ガスの臭いを嗅ぎたくて
みんなで追いかけ回した記憶さえある。

得るものと失うものは
やはりイコールなんだなあと思い至り、
ひょっとして
人の心も同じじゃないか、なんて
失わずに得ることばかり考えて来たくせに
今頃なにを言いだすやら…

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