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スカイマーク「ミニスカ制服」考・安全安心面での大丈夫感 

2014年04月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

航空会社スカイマークの客室乗務員(CA)が5月31日から着用する制服が物議を醸している。ネットの配信ニュースによると、その制服は「ひざ上約15センチ」の青いミニスカートだ。

 スカイマークの機材は、現行はボーイング社の小型機737-800型機で座席数が177席だ。これに対し、5月31日から羽田−福岡便に座席数271席の欧州エアバス社のA330-300型機が導入される。この新型機のCAが着る制服が「ひざ上約15センチ」の青いミニスカートで、半年限定で着用するという。

 
 この「ミニスカ制服」に関しては、各方面から、「色気過剰で下品だ」、「セクハラを誘発する」、「保安業務に支障が出る」などの批判がなされている。

 「ミニスカ制服」を着る側のCAの受け止め方はいかん? これについては、航空労組連絡会に加盟するCA約1000人で作る「客室乗務員連絡会」が「セクハラを誘発する」などとし、抗議の見解を表明している。

 ネットで検索していったら、【どっちのミカタ?】CAのミニスカ制服 53%アリ、がヒットした。

 世の中を騒がしているニュースに対して、日本の国民は、本当は「どっちのミカタ(味方・見方)」をしているのか?アンケートを取って検証する企画が「どっちのミカタ?」だそうだ。

 CAの「ミニスカ制服」は、アリ?ナシ?をテーマにしたら、「アリ」と答えた人は311人。「ナシ」と答えた人は276人と、全体の約53%の人が「アリ」と回答したとある。

 まあ、このアンケートでは、賛否相拮抗といったところだ。

 今、世間を騒がせている「STAP(スタップ)細胞」疑惑と異なって、「ミニスカ制服」問題は、どっちでもいいというか、どうでもいい感じがする。しかし、折角だから、考えてみよう。


 昔、10年以上前の数か月間、羽田−青森間にスカイマークが就航したことがあり、出張用務と運航時間帯の関係で、スカイマークに1回だけ乗った。

 その時の経験では、JALと比べて、スカイマークのサービスは、味もそっけもない。というか、サービスはなしに等しい。要するに、安いだけだ。スカイマークは、機材も小型で、安全面で大丈夫だろうか、と不安になった。

 飛行機は、やはり、安けりゃいいというものではなく、安全安心面での大丈夫感がいの一番に必要である。

 だから、飛行機に関わることについて考える基準は、安全安心面での大丈夫感がどうかとなる。

 安全安心面での大丈夫感は、個別の飛行機という機材の物理的な安全安心、搭乗スタッフという人的な安全安心にとどまらず、運航会社の安全安心理念にまで及ぶ。

 飛行機に乗ることは、極端な言い方をすれば、乗客の命がかかるわけだから、慎重に考えて、考えすぎるということはない。

 
 ネットの配信ニュースでは、「ミニスカ制服」について、スカイマーク広報部は「ユニフォームはスタイリッシュにこだわったデザインで、丈が短いとは思っていない。保安上も法律上も問題ない」としている旨、報道している。

 こんな見解を見せつけられると、スカイマークは、安全安心面での大丈夫感という基準からは、一発でアウトだ。

 飛行機運航に緊急事態が起きたときは、CAは客室の保安要員として、なりふり構わず作業をしなければならない。その際、「ひざ上約15センチ」の「ミニスカ制服」だと、なりふり構って、一瞬の初動動作が遅れることやミスがあり得る。

 一瞬の初動動作の遅れやミスにより、「保安業務に支障が出る」となる。

 スカイマーク広報部は、「ユニフォームはスタイリッシュにこだわったデザインで、丈が短いとは思っていない」と言っている。しかし、それはないだろう。

 「ひざ上約15センチ」だと、CAが荷物を上部の棚に入れるなどで高い位置に手を伸ばしたり、床に落ちた物を拾うなどでかがんだりすると、ミニスカの中が見える。うそだと思ったら、やって見せてくれ、だ。


 だから、「ミニスカ制服」は、ミニスカの中が見えても構わない、どうぞ見てやって下さい、を前提としている。これは、まさに「セクハラを誘発する」だ。

 
 乗客の中には、床にわざと物を落とす者やリクライニングを深く倒して座る者が出てくる。これは、まさに「色気過剰で下品だ」に該当する。

 
 たかだか1時間ほどのフライト中に、ミニスカの中が見えるとか、見えないとか、気が散ることにどんな意味があるのだろうか。

 待てよ。スカイマークのサービスは、味もそっけもない、というか、サービスはなしに等しい。だから、「ミニスカ制服」でサービスなのか。

 しかし、こんな状態では、とても飛行機に関わる安全安心面での大丈夫感はない。個別の飛行機という機材の物理的な安全安心、搭乗スタッフという人的な安全安心、運航会社の安全安心理念、いずれにおいても、問題ありだ。



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