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アディオス!パコ 

2014年03月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


ギタリストのパコ・デ・ルシアが亡くなった。66歳。恥ずかしながら私は彼を知らなかったが、フラメンコギターの天才と言われた人だったそうな。現在はとても便利な世の中だ。インターネットで検索するとすぐにその演奏が聴ける。私はしばらくの間その演奏に耳を傾けたが、身体が震えるような衝撃を受けた。
 
思えば昭和の終わりの頃、初めての海外旅行でフランスのドゴール空港に降り立ち、ギリシャとスペインに分かれたツアーで私たちはスペイン組となった。スペイン組は6名。ほとんどの人たちはギリシャへ向かったが、現地での案内人がスペイン在住の日本人獣医師という変わり種で、最初の夜、案内されたのが小さな小屋のような建物でのフラメンコだった。小さなステージで踊るフラメンコダンサーは、見るからに歳を取っていたがその踊りは迫力満点で、その鋭い眼差しは忘れることができない。ステージの隅でギターを操るこれもまた老ギタリストだが、その手の動き、身体全体にほとばしるような情熱を感じる演奏は息もできないほどの凄まじさだった。歌手の手拍子も見事な楽器となり、「これがフラメンコか!」と、あっけにとられた記憶がよみがえる。70年生きてきても、知らないことばかりだが、その何年か後にポルトガルで聞いたファドの歌声も、今では聞けてよかったと思っている。それ以来、日本で何度かフラメンコに出会ったが、それは私にとってフラメンコではなかった。あの老ダンサーの踊りとはまったく別物だったのだ。
 
ほとんどの人たちがいろいろな立場で毎日の生活を送っているが、皆それぞれ小さな世界に生きているに過ぎない。それでいいのだが、知らないことがたくさんあることすら忘れていることが多いものだ。そして新しい発見に出会うと、驚きとともに込み上げてくる喜びを感じる。そんな時私はいつも生きていてよかったと思う。
「アディオス!パコ」という新聞のコラムを読んで知ったギタリストのパコ・デ・ルシア。
コラムではパコの演奏ほどスペインの匂いと情景が感じられる演奏はないと言っている。
音楽は素晴らしい。そして心に残る思い出も!
 

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