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上沼恵美子がかかった「急性A型肝炎」 

2014年03月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

ネットの配信ニュースを見ていたら、人気タレントの上沼恵美子が「急性A型肝炎」で入院していたが、3月9日放送のテレビ番組で復帰し、完全復活を果たしたそうだ。

 上沼は、2月15日に大阪府の病院に入院し、入院期間は13日間に及んだ。2月15日の入院の1か月前に食べた生ガキが原因とみられている。上沼は、生ガキを何人ものスタッフと一緒に食べたが、症状が出たのは上沼だけだという。

 入院に至る経緯については、上沼曰く。 

 ずっと風邪だと思っていて、1週間ぐらい熱が下がらなかった。インフルエンザだと思ったら、急性肝炎だから緊急入院だと言われた。39度ぐらいの熱があった。顔がまっ黄色になった。目も黄色くなった。いつもはブルーアイなのに。


例によって、ネットで調べた。ネット先生は、いろいろなことを教えてくれる。

 日本で最も多い肝臓病は、肝炎ウイルスによって起こるウイルス性肝炎である。肝炎ウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型が確認されている。ただ、D型、E型は、日本では稀で、日本で問題になるのは、A型、B型、C型の3種類だ。

 A型、B型、C型の感染の仕方は異なる。

 A型は、食べ物や水を介して感染する。つまり、病原体が口を通って消化管から侵入するという感染の仕方である。口を通る感染だから、経口感染である。

 また、A型は、食べ物や水を介して病原体が個体間を移動するから、伝染性肝炎である。同一の食べ物や水を介して感染することで、集団発生を起こすこともある。

 更に、A型は、食べ物や水を介して感染するから、一定の地域で多発する状態になることもあり、この場合は、流行性肝炎と称される。

 これに対し、B型とC型は、輸血や注射器によって感染する。このことから、B型とC型は、血清肝炎、輸血後肝炎と呼ばれる。

 A型の肝炎ウイルスは、急性肝炎を引き起こすが、慢性化することはない。B型やC型の肝炎ウイルスに感染した人の中には、慢性肝炎に移行する人があり、肝硬変、肝臓がんを発症する人もいる。

 A型肝炎は、15〜50日の潜伏期間の後、急に発病し、食欲不振、発熱、黄疸(おうだん)、肝腫肥大及び右上腹部痛などが現れる。

 A型肝炎の症状についてもう少し触れれば、一番多い症状は食欲がガタンと落ちる。風邪のような微熱が出て体がだるくなり、進行すると黄疸が出ることもある。

上沼恵美子が今回かかった「急性A型肝炎」の場合、生ガキを食べた1か月後に発病している。15〜50日の潜伏期間のとおりだ。

 上沼が語る「ずっと風邪だと思っていて、1週間ぐらい熱が下がらなかった。インフルエンザだと思ったら、急性肝炎だから緊急入院だと言われた。39度ぐらいの熱があった。顔がまっ黄色になった。目も黄色くなった」という症状は、ズバリA型肝炎の症状だ。

 A型肝炎は、更に悪化すると劇症肝炎に進んでしまう。これは、血中の血小板が減少し、胃腸などから出血して血が止まらなくなる病気だ。劇症肝炎は、助かる可能性が50%の怖い病気なので、A型肝炎と診断されたら、医者の指示に従って、入院治療をしなければならない。

 上沼恵美子が今回緊急入院したのは、医者の的確な措置だったわけだ。上沼が劇症肝炎への進行の点を知っているかどうか分からないが、危なかったと言える。良かったね、上沼サン。

 A型肝炎は、体内にA型肝炎ウイルスを持つ魚介類を生で食べると発症する。

 魚介類からの感染ルートは、人糞が発生源の場合が多い。感染者の便が下水道から海に流れてプランクトンの体内に入り、プランクトンを食べるカキなどの魚介類に蓄積され、それを生の料理で食べると、人間の口に入る。

 食べ物の中でも、貝類がA型肝炎ウイルスを溜めこむ性質があるので、例えば、生ガキなどは要注意だ。

 肝炎ウイルスは、小児麻痺を起こさせると言われるポリオの仲間だが、加熱することで死滅する。

 生ガキなどを調理したまな板や包丁なども、しっかり熱湯消毒し、感染経路を断つ必要がある。

 昔、A型肝炎ウイルスに感染した人は、抗体ができるので、再度感染することはない。逆に抗体を持っていない、今の若い方は、海外旅行など、あまり衛生環境の良くない国などに行った場合、食べ物や生水などで感染するパターンとなる。心配な人は、医師に相談して、A型肝炎ワクチンの注射を受けた方がいい。


人気タレントの上沼恵美子が今回「急性A型肝炎」にかかったとのニュースをきっかけとして、A型肝炎について勉強することができた。

 まず、ネットの配信ニュースにつられて、「急性A型肝炎」との表現を用いたが、A型の肝炎ウイルスは、急性肝炎を引き起こすが、慢性化することはない。つまり、A型肝炎は、そもそも急性なのだから、「急性A型肝炎」の表現は適切でない。単に「A型肝炎」の表現でいい。

 食通やカキ産地の人に言わせれば、カキは生ガキが美味いらしい。それも、死ぬほど美味いらしい。

 死ぬほどとは、「程度が甚だしい」ことを表す言い方として使われるが、生ガキは、文字通り死ぬほど美味いということになりかねない。生ガキを食し、→A型肝炎発症→劇症肝炎とたどれば、死ぬことだってあるからだ。

 ただ、同じように大勢の人が生ガキを食しても、A型肝炎発症が一人だけという上沼恵美子の例もある。したがって、生ガキを食しても自分は大丈夫だとして、死ぬほど美味い生ガキを食し、結果して死ぬか、万が一にも死ねば駄目なので、カキは必ず火を通して食すか、となる。まあ、人生観の問題だ。

 上沼は、生ガキを何人ものスタッフと一緒に食べたが、A型肝炎の症状が出たのは上沼だけだという。これを聞くと意外だ。他の人がかかっても、上沼は、かからないほどにタフに観えるからだ。

 こういう観方に反して、上沼だけがA型肝炎にかかったとなれば、考えられる理由は一つしかない。それは、上沼が一番バクバクと生ガキを食ったのだ。それはないだろう、ではなく、それはあるだろう、だ。

 いずれにしても、貝類はA型肝炎ウイルスを溜めこむ性質があるので、貝類を生で食べることは止めて、必ず火を通して食べることだ。

 誘惑に負けて貝類を生で食べてしまったら、その後、2か月間くらいは、A型肝炎発症の恐怖におびえることだ。

 そして、食欲がガタンと落ち、風邪のような微熱が出て体がだるくなり、黄疸が出たりすれば、A型肝炎発症を疑って、病院に駆け込むことだ。

 さすれば、命は助かる。



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