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「上村愛子選手に金メダル2個を授与してあげたい」 

2014年03月04日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

先日、日本国民を夢中にさせたソチ五輪が終わった。ソチ五輪は終わってしまったが、ソチ五輪を振り返りつつ、日本選手のことをあれやこれや考えてしまう。

 今から16年前の1998年2月、日本で二度目の冬季五輪となる長野オリンピックが開催された。

 それまで、オリンピックのスキー競技と言えば、アルペンは回転、大回転、滑降などであり、それに、ジャンプ、複合が加わるのが定番である。

 しかし、長野オリンピックで、私たちは、それまで見たことのないスキー競技に出くわした。

 スキーで急斜面を滑り降りるのだが、その斜面にはデコボコ(凹凸)の深いコブが作られている。

 選手は、単にデコボコの急斜面を滑り降りるだけでない。途中で、小スロープを利用して空中にジャンプし、大の字の格好になった後に着地したり、空中でスキーごと回転した後に着地したりする。そして、あとは、一目散にゴールに滑り降りる。

 このスキー競技は、スキーのフリースタイル競技の一つで、モーグルという。語源は、ノルウェー語のMogul(雪のコブ)からきている。
 スキーで回転することは、ターンという。空中で回転する技は、エアという。エアの中には、空中で360度水平に回転するヘリコプターという技が面白い。まさに、人間ヘリコプターである。

 モーグルは、単にスピードが早いだけではダメで、ターン技術とエア演技が優れたものでなければならない。

 多くの日本人は、長野オリンピックで初めてモーグルを目にし、その面白さに引き込まれた。

 そして、長野オリンピックでは、里谷多英選手が金メダルを獲得した。これは、日本女子選手が冬季五輪で初めて獲得した金メダルとなった。18歳で高校3年生の上村愛子選手も初出場で7位に入賞し、日本女子
モーグル選手が一気に世界のトップ選手の仲間入りを果した。
 
 日本中が歓喜し、モーグルファンになったのは、言うまでもない。

その時、18歳の上村愛子選手がいずれは金メダルを獲ってくれると、みんなが期待した。


 里谷多英さんは、1976年6月生まれの37歳。昨シーズン終了後に競技生活から引退している。

 五輪は、1994年リレハンメルから2010年バンクーバーまで、5大会連続出場。1998年長野で金メダル、2002年ソルトレークシティーで銅メダルを獲得した。

 ワールドカップは、通算優勝2回。

上村愛子選手は、1979年12月生まれの34歳。

 五輪は、5大会連続出場で、1998年長野が7位、2002年ソルトレークシティーが6位、2006年トリノが5位と、順位を1つずつ上げてきて、2010年バンクーバーがあと一歩の4位。そして、今回、ソチは、あと半歩、いや、あと四半歩での4位。

 フリースタイルスキー世界選手権では、金メダル2個、銅メダル2個を獲得。ワールドカップでは、総合成績で、2001-02シーズンは銀メダル、2007-08シーズンは金メダル。通算優勝11回。

 タラレバはないが、上村選手の実績からすれば、五輪で、上村選手が金メダル、銀メダル、銅メダルの全部を獲っても不思議でない。

 しかし、現実は、そうはいかない。嗚呼、それが人生というものさ、との声が聴こえる。

 一方で、夢に向かって挑戦し続けることの尊さ、気高さ、純粋さを見よ、それが人生というものさ、と誰かが語る。


私たちは、スポーツ競技では、オリンピックを最高のものと捉え、金銀銅のメダル獲得に一喜一憂する。それは、それでいいのだけれど、もう少し別の見方があってもいいのではないだろうか。

 例えば、オリンピックの入賞ラインは、8位のようだ。たとえ、8位でも、世界の8位だ。確かに、金銀銅のメダル獲得者は素晴らしい。しかし、それ以外の4位から8位までだって、世界の4位から8位までだ。

 だから、私たちは、オリンピックは、まず8位までの入賞者を称え、次にメダル獲得者を称えるという手順を踏むべきだ。

 4位から8位までの入賞者に拍手五つをするとすれば、金銀銅のメダル獲得者には八つの拍手をするぐらいで丁度いい。

 仮に、金銀銅のメダル獲得者と4位から8位までの入賞者に対し、金8、銀7、銅6、4位5、5位4、6位3、7位2、8位1のポイントを付与するとする。

 里谷多英さんは、五輪は、5大会連続出場だけれど、五輪での入賞は、1998年長野で金メダル、2002年ソルトレークシティーで銅メダルだけだ。したがって、合計ポイントは、14だ。

これに対し、上村愛子選手は、五輪は、5大会連続出場で、1998年長野が7位、2002年ソルトレークシティーが6位、2006年トリノが5位、2010年バンクーバーが4位、今回、ソチが4位。したがって、合計ポイントは、19だ。

メダルを獲得したかどうかだけでなく、入賞という点にもっとスポットライトを当てるべきである。

 我が上村愛子選手は、日本国民に、夢と希望の大事さを一貫して教えてくれている。私流ポイントは、里谷多英さんの14に対し、上村愛子選手は19である。

 だから、できることならば、上村愛子選手に、金メダル2個を授与してあげたい。

 

 
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