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「葛西紀明選手の最大の功績」 

2014年02月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

 葛西紀明選手は、日本時間2月16日日曜日、ソチ五輪男子ジャンプの個人ラージヒルで、個人では自身初のメダル、銀メダルを獲得した。

 次いで、二日後、日本時間2月18日火曜日、男子ジャンプの団体戦で、団体では1994年リレハンメル五輪の銀メダル以来、自身二度目のメダル、銅メダルを獲得した。

 葛西選手がソチ五輪で銀メダルと銅メダルに輝いたことは、それ自体、掛け値なしに素晴らしく、凄い。

 おかげ様で、津軽のシニアブロガーは、感激のままに、葛西選手を讃える歌を、それも二つも詠むことができた。シニアナビのギャラリーに投稿したところ、たくさんの方々にご覧いただいた。改めて、御礼申し上げる次第である。

 「葛西紀明選手賛歌・悲願達成」

 ソチ五輪

 メダル目指して

 二十年

 ついに手にした

 シルバーメダル


 「葛西紀明選手賛歌・努力の尊さ」

 諦めず

 努力続ける

 尊さを

 示して君は
 

 ソチに輝く


 日本時間2月16日日曜日、ソチ五輪男子ジャンプの個人ラージヒルの2回目。最後から2番目に葛西紀明選手が飛ぶ。粘りのジャンプだ。

 葛西選手が着地し、戻ってきたのをめがけて、清水礼留飛、竹内択、伊東大貴の日本選手が束になって駆け寄り、抱き合い、喜び合う。ここまでで、1位だ。メダルは確定し、あとは金か銀。

 結果、わずかもわずかのたった1.3点差で、銀メダル。

 そして、日本時間2月18日火曜日、男子ジャンプの団体戦。

 日の丸飛行隊は、1番手の清水選手、2番手の竹内選手、3番手の伊東選手、4番手の葛西選手の順に飛び、1回目を終わって、出場12か国中3位につけた。

 さあ、すべては、アンカーの葛西選手のジャンプで決まる。

葛西選手が飛ぶ。134mの大ジャンプだ。飛んでいる時の葛西選手からは、プレッシャーや緊張感はみじんも感じられない。彼は、チームメイトみんなのメダルがかかったジャンプを楽しんでいるのだ。

 結果、日本は、堂々の銅メダル。

 競技終了後のフラワーセレモニーが終わり、日の丸飛行隊の4人がテレビインタビューを受ける。

 冒頭、葛西選手は、「若い後輩たちにメダルを獲らせてあげたかった。みんなして銅メダルを獲れたのが嬉しい」と語りながら、大粒の涙を流して泣くのだ。個人ラージヒルで悲願の銀メダルを獲った時、葛西選手には涙がなかったのにだ。

 それほど、葛西選手は、チームメイトにどうしてもメダルを獲らせてやりたかったのだ。その心根が嬉しく、日本中のファンが共に涙した。


 41歳の「レジェンド(伝説)」葛西選手、銀メダル獲得、おめでとう、そしてありがとう。

 日の丸飛行隊、銅メダル獲得、おめでとう、そしてありがとう。

 日本国民に感動を与えてくれた日の丸飛行隊、なかんずく葛西紀明選手の功績は大きい。

 しかし、葛西選手の功績は、それにとどまらない。もっと普遍的な功績がある。

 葛西選手は、1992年アルベールビル五輪に19歳で初出場。以来、1994年リレハンメル五輪は21歳、1998年長野五輪は25歳、2002年ソルトレイクシティー五輪は29歳、2006年トリノ五輪は33歳。普通は、最大限、この辺で選手生活は終わる。

 しかし、葛西選手に限っては、先に続く。2010年バンクーバー五輪は37歳、2014年ソチ五輪は41歳。このオリンピック7大会連続出場は、世界記録である。これだけでも凄い。

 かてて加えて、葛西選手は、ソチ五輪は41歳で、銀メダルと銅メダル獲得。嗚呼、凄い!!

今回、ソチ五輪の日の丸飛行隊は、1番手の清水選手が20歳、2番手の竹内選手が26歳、3番手の伊東選手が28歳、4番手の葛西選手が41歳だ。

 41歳の葛西選手は、20歳以上も若い清水選手よりも、筋力や跳躍力などの身体能力で優れ、かつ、成績も上だ。

 このことを日本国民にこれ以上分かりやすいやり方がない方法で示してくれた。これが葛西選手の最大の功績である。

 これを観て、津軽のシニアブロガーは思う。俺だって、やりようによっては、20歳以上も若い人よりも、身体能力で優ることができるかもしれない。今までも、頭脳能力では負けるものではないという自信を持ってやってきた。

 まあ、しかし、外野から、津軽のお父さんよ、無理はしない方がいいよ、ってな声が飛んでくる。

 分かった、分かった。ご忠告をありがたく受け入れ、無理はしない。

 それにしても、今、日本中の少年、若者、青年、中年、シニア、男も女も、葛西紀明選手を観て、自分も頑張るぞと思っていることだけは確かだ。

 凄いなあ、葛西紀明選手。ありがとうございました。


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