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「ラーメン好きの極意」 

2014年02月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:ラーメン

 津軽のシニアブロガーは、ラーメン好きだ。美味しいラーメンを食べる瞬間は、至福の時である。

 ラーメン好きは、ラーメンを美味しく食べれば、それでいいか。それでいい。となれば、ブログ記事は、ここで終わる。しかし、それでは、ラーメンに申し訳ない。

 ラーメン好きは、美味いラーメンを食べさせていただいたことをラーメンに感謝しつつ、ラーメンに関わる大切な事柄を勉強しなければならない。つまり、ラーメン好きの極意を会得することが大切である。

 青森県は、ラーメン屋の人口十万人当たりの数において、全国の第6位にランクされるほどにラーメン屋が多い。
青森県内の地域を大別すれば、津軽と南部に分かれるが、津軽も南部もラーメン好きが多い。ラーメンの基本は、煮干し醤油ラーメンである。

 県庁所在地の青森市は、人口29万人の県内最大都市であり、ラーメン激戦地である。津軽ラーメンのほかに、札幌ラーメン、佐野ラーメン、尾道ラーメン、熊本ラーメンがあり、昨年、2013年11月には、博多ラーメン店「めんくいや」がオープンした。

 「めんくいや」は、福岡県福岡市で博多ラーメンのチェーン店を展開している。東京に進出することを考えたが、その前に、ボーンと青森市に飛んだのだという。
 青森県が全国第6位のラーメン県であり、青森市がラーメン激戦地であることを承知のうえで、進出したのであろう。その心意気やよしである。

 店名の「めんくいや」は、博多ラーメン店だから、漢字を当てれば、麺食い屋であろう。麺を食うから、麺食いだ。

 麺食いの麺の字は、ばくにょう(麥、麦)に面と書く。

一方、面食いという言葉がある。面食いとは、面(顔)を食う人という意味で、顔立ちがよい人ばかりを好むことを指す。

 麺食いと面食いは、どちらも「めんくい」であり、両者の違いは、ばくにょう(麥、麦)がついているかどうかだ。

 「めんくい」の麺食いと面食いの関係は、どのように理解すればいいのだろうか。津軽のシニアブロガーの知的好奇心が頭をもたげる。

 
 漢字の歴史を振り返る。

 漢字を創り出した人類は、人間相互を見分ける顔に着目し、人の「かお・おもて」を意味する「面」という漢字を作った。
 知的動物である人類は、「面」に、平らな広がりの意味合いも持たせるようになった。

 また、人類は、小麦粉を水でこねてダマを作り、めん棒で「面」状にのばしていくという過程を経て、麺という食材を考案した。これに伴い、「麺」という漢字ができた。

 人間は、「麺」を食うようになって、麺食いという概念が成立した。しかし、それだけで終わらなかった。

 知的動物である人間は、麺食いをしながら、「麺」という漢字の成り立ちを振り返った。
 
 「麺」は、「麦」と「面」がくっついたものである。であれば、「麺」食いができるのであれば、「麦」食いと「面」食いもできるはずだ。

 このうち、「麦」食いの方は、できるはずだと考えるまでもなく、できる。

 しかし、問題は、「面」食いの方だ。現実には、人の「かお・おもて」を食うことはできない。でも、できないからといって、知的動物である人間は、諦めなかった。

 頭を働かせた人間は、「面」食いに、面(顔)を食う人という意味で、顔立ちがよい人ばかりを好むことを指す意味合いを持たせるようになった。面食いという概念の成立である。

 ゆえに、人間は、すべからく、麺食いであるが、みんながみんな面食いではない。美女はいいが、普通でもいいし、ブスだって構わない、という人間は、世の中で少なくない。


 人類史を振り返る。

 人類の歴史を振り返れば、最初は空腹との闘いであった。麦という穀物の生産による小麦粉から「麺」ができることによって、初めて人類は空腹から解放された。

 麺食いが実現するまでは、人類は、食べれる物は何でも食べた。選り好みなんかできなかった。

 しかし、麺食いが実現して満腹になってからは、余裕が生まれる。その結果、選り好みをするようになった。すなわち、人類は、顔立ちがよい人ばかりを好む面食いをもするようになったのである。


 大阪弁で表現すると、人類は麺食いや、そして、人類は面食いや。

 以上、津軽の博多ラーメン「めんくいや」に触発されて、漢字の歴史と人類史をたどりながらの考察である。
 
 そこで、改めて、一句を詠んだ。

 写真川柳・津軽の博多ラーメン「めんくいや」

 麺食いや
 博多ラーメン
 面食いや



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