メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

ネジバナ咲く 

2013年07月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 もう美しい花の時期は少し過ぎましたが、私たちのアパートの
周りにネジバナがいっぱい咲いて、そこを通る度に
風に揺らぐやさしいピンクの花を楽しんでいます。
 
この花はオーストラリアにも分布していると言いますが
現地で見たことはなく、オーストラリアに住んだ8年余りの間、
日本の梅雨の頃に一時帰国したことがほとんど無いので、
ネジバナは意識のどこかに置き忘れてしまっていました。
 
その花がアパートの敷地の植え込みに群生と言うと大げさですが、
かなりの密度で見事に咲いているのを見つけて
懐かしさと嬉しさにポッと心が和みました。
アパートやその近所には子供たちも多いので、
摘み取られてしまうのではないかと心配していましたが、
その様子もなく、安心して楽しんでいるのです。
 
 このネジバナ(捩花)、ラン科ネジバナ属の植物で
別名モジズリ(捩摺)と呼ぶ多年草です。
ラン科の植物にしては芝生や草地など人間の生活圏に多く見られます。
でも、どこでも見られそうでいて、
いざ探すとなると、めぐり合うチャンスが少ない花です。
 
 名前の由来は花が付く穂、花序がネジのように捩じれて
咲き上がっていくためで、一度聞いたら忘れませんね。
モジズリは漢字を見てもイメージがわきませんが、
古代の絹織物でその模様がもじれて(もつれて)いるようであったことが
由来のようです。
 
 写真を撮っていて気付いたのですが、
花の捩じれる方向、つまり右巻きなのか左巻きなのかは
当然決まっていると思っていたのですが、そうでもありません。
また、巻いている花序でも途中から
真っ直ぐ咲き上がっている素直な(?)ものさえあります。
 
 右巻き、左巻きの定義は定まっていないので
説明に困るのですが、上の写真でも良く見ると巻き方が異なっているのが
分かりますね。
一番左のは穂を手前正面から見て、左下から右上に花が付いています。
中央の花は右下から左上に咲き上がっています。
一番右のは左下から右上に咲き上がり、
最上部は捩じれず真っ直ぐになっていますね。
 
 このネジバナ。一つ一つの花が小さいのが難点ですが 
こんな発見もあって嬉しく、愛おしい花です。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ