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カメラの予約を・・・　

2013年05月22日
テーマ：徒然なるままに

子どもの頃からのカメラ好きです。写真好きというよりはメカ好き。

精密機械メーカーに就職しようとすら思っていたほどです。
結局は、まったく違った分野の仕事を選択してしまいましたが。

根っからの不器用だったので、結果的にはよかったかも。

幼稚園で、母の日間近に、保護者会がありました。
園児たちは、色紙で手作りのカーネーションを作ることに。

他の園児は、先生の教えをよく理解し、手際よく作業を進めていきます。うまいものです。

感心している場合ではありません。
不器用な私は、どうしても作業が遅れ気味。
隣で作業をしている女ボス園児の刺すような視線が、私の指先に・・・

痛いほどにそれを感じて、ますます、おろおろ、もたもた。

ぶきっちょkoyampiには、糊を適度に付けるということができません。
どうしても、色紙にびちゃ〜っと塗りたくることになります。

あれあれ、赤い色紙が、糊の水分を吸い取り、斑になってしまい、赤いカーネーションのはずが、斑入りの花になってしまいました。

園芸家なら、新品種誕生で、小躍りするところですが、色紙ではねえ。

ゆり組担任の心優しいМ先生（今でも、お名前もご恩も忘れておりません。）は、そんな私の作業がゴールを迎えるのを、辛抱強く待ってくれました。

「さあ、みんな、お母さんに、ありがとうって言って、カーネーションを渡しましょう。」

私の「斑カーネーションもどき」は、他の園児の失笑を買っています。
私は、おずおずと、母に「もどき」を渡しました。火が顔から吹き出すのではないかと思うほど、恥ずかしい気持ちで。

意外にも、母は、にこにこと笑いながら「もどき」を受け取ると、洋服の胸にそっと着けてくれました。心からうれしそうに。大事な大事な宝物でもあるかのように。

その日、私は、「もどき」を胸に着けたままで歩く母の手をぎゅっと握りしめながら、家まで帰ったきたものです。

　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

あ、ごめんなさい、自分だけほろっとしてしまいました。

高校生頃からの愛機がオリンパスペンＦでした。結婚してからも使い続けましたが、シャッターの具合が悪くなり、中古カメラ店に引き取っていただきました。
カメラ店の店員さんの点検の時だけ、しっかりとシャッターを切ってくれたペンＦのいじらしかったこと。きっと、別れたくなかったんでしょう。
（また、ほろっとしてしまいました。）

ハーフサイズの一眼レフという、オリンパスらしい製品でした。
36枚撮りでも、72枚も撮れてしまうので、プリント代と整理が大変だったことを覚えています。

その後、所持するフィルムカメラは増殖に次ぐ増殖を繰り返し、妻から、「何台持ったら気が済むの？」とあきれられる始末。

デジタル全盛を迎えても、「やっぱり、カメラはフィルムだよねえ。」と粘っていたのですが、ある日、ころっとデジカメ派に転向してしまいました。節操がありません。

フィルムカメラたちの不満は、頂点に達していると思います。

デジタルカメラにしてからは、そんなに機種を増やすことはしていません。

デジタル一眼は、2機種で、それぞれ1台。
（妻は、私がとっかえひっかえ使っているので、1台だと思っています。）

コンパクトデジタルカメラは、新品購入時点で、カメラ屋さんに引き取っていただくか、親戚に回すかしていますので、今はリコーCX6のみ。

デジタル一眼も、後継機が出て、「欲しいなあ」と思っても、じっと我慢。koyampiも大人になったものです。自分で感心してしまいます。

そんな折、オリンパスがとんでもないことをしでかしてくれました。

6月に新機種を出すと発表したのです。

それがまたペンＦにそっくり。瓜二つ。

光源氏が、まだあどけない若紫の姿を垣間見ると、藤壺女御の面影が脳裏を霞めてしまう・・・そんな感じ。
紫式部には迷惑千万な「たとえ」でした、ごめんなさい、式部さん。

光源氏が、若紫を強引に手元に引き取ったように、私も、矢も楯もたまらなくなりました。

妻には、「もしかしたら、新しいカメラ、買っちゃおうかなあ。」とフェイントをかけつつも、二日ほど悩んだ末に・・・

本日、予約をしてしまいました。

六条御息所の生霊に取りつかれないことを祈るのみです。

ちなみに「御息所」とは、現役のデジタル一眼のことで、けっして妻のことではないことを申し添えさせていただきます。

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  主なしとて

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  センダンノの花、妖艶に。

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  玉藻公園、再度の栗林公園

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  直島へ向かいます