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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

感激の古稀旅行−1 

2013年05月20日 外部ブログ記事
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5月17日午後16時24分、私たちを乗せたあさま536号は定刻に軽井沢駅を出発した。
「次はオオミヤ」のアナウンスに私は一瞬それが何処か分からなく「オオミヤってどこ?」と妻に聞く。「何言ってるの・・・埼玉の大宮でしょ!」と一蹴されたが、私の頭には次は高崎しかなかったので、トンチンカンな質問になってしまったのだった。予定通り出発したことを娘にメールするも、しばらくは長いトンネルのためなかなか届かなかった。結局列車は、途中、大宮、上野の二駅しか止まらず東京駅に17時32分に到着、所要時間は1時間8分だった。分かってはいたが、あっという間の1時間。あきれてしまうほどの速さである。
 
東京駅は人、人、人で混雑している。北軽井沢の森の木々をかいくぐって飛び回る鳥たちを見て、よく枝にぶつからないものだと感心していたが、東京駅では、よくもまあぶつからずに歩けるものだと感心していると、通り過ぎる人が私の鞄に接触して行くが、振り向きもしない。こちらはきょろきょろと高い位置の標識ばかり見ているので足元がおぼつかない。まったくお上りさんとはこういうことかと、苦笑いするしかなかった。
娘の指示通り東海道新幹線のぞみ395号に乗り換え新横浜駅に着いたのは18時11分、まだ外は明るかった。無事、娘と出会い娘の運転する車に乗り込んだ。行き先は「むくの実亭」。
 
駅を出発した車は、やがて狭い道に入り、最後はどこへ行くのかとおもうような寂しい場所に入っていき、車一台がやっと通れる細い路地を登っていく。目の前に竹林が現れ、ほのかな明かりがともる建物は外から見ると、普通の古い住宅のように見えた。日が暮れて暗かったので外からの全景を確かめられなかったのが残念だったが、親しみやすい京焼きの器を用いた料理は、繊細優美な日本料理とフランス料理との出会いから生まれた遊膳料理だという。旬を遊ぶ料理として遊膳料理と名付けられ、テーブルには懐石盆と箸を使う。6つしかないテーブルは完全予約制。竹林に佇む邸宅で、絵画を楽しむように四季折々の料理と風景を満喫できる。
 
私たちのために、娘がとっておきの店を探しておいてくれたのだった。20年の歴史があるというのがうなずける店内の雰囲気は、アンティーク調で、私たちの部屋は仕切りのない隣室と天井高が異なっている。ゆったりと落ち着いた雰囲気の中で、品のある接客も素晴らしく、私たちは魚料理と肉料理を満喫した。ありがとうを連発する妻が大満足であったのは言うまでもない。
そして、料理は、やはり箸で食べるのが一番。ナイフとホークで難しく食べる料理に比べ、ゆっくりと何の心配もなく食べられる箸は、日本独特のものであるとともに世界に誇れるものなのだ。
例のものが心地よく喉もとを通り過ぎるたびに、例の病気が完治した嬉しさも倍増したのであった。娘の心温まる計らいに、旅の始まりは、のっけから深い感激で始まった。
 
 
 

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