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尺八と横笛吹きの独り言
DVD「放浪記」見てみました。
2010年07月27日
テーマ:テーマ無し
<div class='wiki'>
ようやくDVD版放浪記をツタヤで発見した。<br />
なかなか無かったです。「懐かしの映画館」などのタイトルのコーナーに行っても、なかなか「放浪記」は見つかりません。秋葉原まで手をのばしましたが、見つかりませんで、ひょいと隣町の狭山市のTutayaさんにありました。DVDを見つけるのに放浪しました。<br />
●女給をやりながらも、執筆する林芙美子<br />
<div class="alignCenter"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/48/20/shakuhachi_fue/folder/1599156/img_1599156_50802787_0?1280235522" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 1" class="popup_img_320_240"></div><br />
高峰秀子演じる林芙美子。これがなかなか個性ある顔と動きでひょうひょうと演じている。<br />
何度も面接にいけど、不採用。<br />
しらけた、「フン勝手にしたら」という感じが表情に出ている。けっして飾らないありのままの姿。<br />
あれだけ貧しくて、男に貢いで泣いて・・・・よくぞ生きていけるものだ。<br />
「五日間を食べしのぐためにあめ玉を5個かったのさ・・・・」てな調子で生きている。<br />
文学の「書きたい」という熱望はやまない。女給をしながらも、文学を追い求めている。<br />
こいいう生き方の人間はどこかで、救い主が現れる。<br />
当時の女性としては破天荒な生き方。そこに芸術化肌の男が彼女にほれ、しかし彼女はそこでまた捨てられる。<br />
これを放浪記として赤裸々に書くのであるから、これは当時の女性としては革命的なことなのだろう。<br />
一気に名前が売れてくると・・・・生き急いだ感がする。<br />
もっとゆっくり、生きればよかったのに・・・・<br />
●あらすじ<br />
半自伝的青春小説で出世作。ふるさとをもたない少女期の回想を序に置いて、女学校を終え上京以後、結婚に落ち着くまでの4、5年間の放浪生活、すなわち職を転々とし、捨てられる同棲(どうせい)を繰り返し、都会の底辺をはい回る主人公の姿を、詩を含む日記体で生き生きと描く。世界的不況の時代、主人公のアナーキーな自由が虚無に陥らず、貧困や屈辱にめげず、母への絆(きずな)、人間への信頼、文学への夢を失わない、明るい世界となっている。<br />
(<a href="http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%94%BE%E6%B5%AA%E8%A8%98/&#x00ff09;" target="_blank">http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%94%BE%E6%B5%AA%E8%A8%98/)</a><br />
●放浪記<br />
1962年9月29日公開。宝塚映画(現・宝塚映像)製作。東宝配給。東宝創立30周年記念映画として公開された。小説と菊田一夫の戯曲「放浪記 (戯曲)」を原作としている。<br />
キャスト [編集]<br />
&#8226;林ふみ子:高峰秀子 <br />
&#8226;きし(ふみ子の母):田中絹代 <br />
1909年生まれ、67才で没している。生きていれば田中さんも101才になる。<br />
この方の演技には「これが日本映画」と思わせるほど重量感がある。<br />
&#8226;安岡信雄:加東大介 <br />
&#8226;伊達春彦:仲谷昇 <br />
1929年うまれ、77才で没している。生きていれば82才になる。<br />
&#8226;福池貢:宝田明 <br />
&#8226;白坂五郎:伊藤雄之助 <br />
&#8226;上野山:加藤武 <br />
&#8226;日夏京子:草笛光子<br />
1933年生まれ76才<br />
<div class='indent'>
&#8226;村野やす子:文野朋子 <br />
</div>
&#8226;藤山武士:小林桂樹 <br />
&#8226;田村:多々良純 <br />
&#8226;玩具工場の主任:菅井きん <br />
1926年生まれ。84才。えらい若い菅井きんさんで意地悪な演技が光る。<br />
&#8226;刑事:名古屋章 <br />
&#8226;家政婦:中北千枝子 <br />
&#8226;料理屋の客:岸田森 <br />
&#8226;料理屋の客:草野大悟 <br />
(<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E6%B5%AA%E8%A8%98&#x00ff09;" target="_blank">http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E6%B5%AA%E8%A8%98)</a><br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/48/20/shakuhachi_fue/folder/1599156/img_1599156_50802787_1?1280235522" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 2" class="popup_img_320_240 clearFix alignRight"> <br />
●加藤大介と共演<br />
加藤大介さんは1911年生まれ64才で没している。生きていれば今年99才だ。<br />
安岡(加藤大介)は林芙美子を愛するが、芙美子にはその気はない。<br />
物心両面で芙美子を援助する。現実には安岡は架空の人物だろうか?<br />
芙美子の履歴をみても、この人物に相当する方は出てこない。<br />
<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/48/20/shakuhachi_fue/folder/1599156/img_1599156_50802787_2?1280235522" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 3" class="popup_img_320_240 clearFix alignLeft"> <br />
●女給と土地親分とのカラミ場面<br />
女給になっても、気に入らないとづけづけと客に言い放つ。<br />
常連の土地成金の親方に<br />
「ほんとうの貧乏がわかっていなくて、生意気なことを言うんじゃない」と投げつける。<br />
また、店を辞めさせられる。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
昭和の初期。林ふみ子は行商をしながら、母と駄菓子屋の二階で暮らしていた。彼女が八歳の時から育てられた父は、九州から東京まで金を無心にくるような男だった。隣室に住む律気な印刷工安岡は不幸なふみ子に同情するが、彼女は彼の好意を斥けた。自分を捨てた初恋の男香取のことが忘れられないのだ。母を九州の父のもとへ発たせたふみ子は、カフェー「キリン」の女給になった。彼女の書いた詩を読んで、詩人兼劇作家の伊達は、同人雑誌の仲間に入るようすすめた。まもなく、ふみ子は本郷の伊達の下宿に移ったが彼の収入だけでは生活できず牛めし屋の女中になった。ところが、客扱いのことからクビになったふみ子は、下宿で日夏京子が伊達にあてた手紙を発見した。新劇の女優で詩人の京子は、やがて伊達の下宿へ押しかけてきた。憤然と飛び出したふみ子は、新宿のカフェー「金の星」で働くことにした。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/48/20/shakuhachi_fue/folder/1599156/img_1599156_50802787_3?1280235522" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 4" class="popup_img_320_240 clearFix alignRight"><br />
●伊藤雄之助と草笛光子さん共演(右端が伊藤雄之介さんで右から二人目が草笛さん)<br />
伊藤雄之介は1919年生まれ、60才の若さで没している。<br />
生きていれば91才。草笛さんは現在76才。<br />
この雄之介さんの演技がなんともいい。力が入っていない。<br />
小学生の時に観た「黄色いカラス」という邦画がまだ鮮明に私は覚えている。妻役は淡島千景さんだったように思う。淡島さんは、死んだおふくろが好きだった。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
さて、<br />
ふみ子が新聞に発表した詩を高く評価したのは、「太平洋詩人」の福地、白坂、上野山らである。彼らは京子をつれてきて、ふみ子に女同士での出版をすすめ、今は伊達と別れた二人の女は、ふしぎなめぐり合わせの中で手を握り合った。こんなことからふみ子は福地と結婚したものの、貧乏と縁がきれない。ある日、新進作家の村野やす子をつれて、白坂と京子がきた。そして、「女性芸術」でふみ子と京子の詩を選択のうえ、どちらか一篇を掲載すると告げた。安岡が金を持って訪ねてきたことから、福地はふみ子と安岡の仲を邪推した。ふみ子は再び婦らぬ決心で家を出た。その後、ふみ子の力作「放浪記」が「女性芸術」にとりあげられ、彼女は文壇に第一歩を踏み出した。そんなとき、彼女は画家の藤山武士を知った。「放浪記」出版記念会の日ふみ子の眼は感激の涙で濡れていた。林ふみ子という人生をのせた機関車は走り出した。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/48/20/shakuhachi_fue/folder/1599156/img_1599156_50802787_4?1280235522" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 5" class="popup_img_320_240 clearFix alignLeft"> <br />
●宝田明(右端)も出ている。1934年生まれ、現在76才だろう。<br />
なんども原稿を内縁の妻「芙美子」に編集者にもっていってもらうのだが、不採用。<br />
いらいらして、芙美子にあたる。足蹴にされる芙美子。<br />
この役柄は現実には誰の事だろう。<br />
すごい波瀾万丈の生き方をしていますねえ・・・・<br />
林芙美子さんがご存命なら107才くらい。48才の若さで没している。<br />
明治・大正・昭和と駆け抜けた人生。<br />
「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」<br />
苦しいことの連続で生きた、それの赤裸々な記述が当時の女性に圧倒的に読まれたのだろう。<br />
葬儀には本所・深川あたりからも焼香に訪れ、買い物かごや、子供を負ぶった普通の女性までもが焼香に訪れたそうだ。その意味がわかる。<br />
「貧乏な底辺の中での、女性からの赤裸々な心をよくぞ書いてくれた・・・・」そう多くの女性が思ったことだろう。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/48/20/shakuhachi_fue/folder/1599156/img_1599156_50802787_5?1280235522" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 6" class="popup_img_320_240 clearFix alignRight"> <br />
話が変わりまして・・・・<br />
●ラジオ体操集合写真<br />
ラジオ体操が始まった週の土曜日は毎年「集合写真撮影」にしている。<br />
私は右端の2列目かなあ・・・・<br />
「ハーイ並んで並んで!」<br />
この日を境くらいに、人数は減少する。みな秋田、大阪など帰郷するようだ。<br />
2L版にして写真の希望をとって、本日配布しました。一枚80円。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
●野方駅改良工事中<br />
もう一つ、話変わりまして、この暑いさなか勤務先の野方駅が駅改良中。<br />
前職場のJR拝島駅も改良工事で一時大変でしたが、新職場に来てここでも改良工事。<br />
エスカレータやら、駅のロータリー、駅ショップ、南口の開設など・・・・<br />
暑い中、ブルドーザーがうなっていました。暑い暑い・・・・<br />
<div class="alignCenter"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/48/20/shakuhachi_fue/folder/1599156/img_1599156_50802787_6?1280235522" alt="&#x0030a4;&#x0030e1;&#x0030fc;&#x0030b8; 7" class="popup_img_320_240"></div><br />
</div>
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