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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

伝統のXmasディナー 

2012年12月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 今年のクリスマス・デー(2012年12月25日)は、
友だちのダニエルとヒロミご夫婦が山の牧場に招待してくれて、
ディナーを楽しみました。
このところ毎年クリスマス・デーには誰かが食事に招いてくれて
楽しい時間を過ごしています。
私たちが夫婦二人だけでクリスマスを祝うのは、
少し寂しいだろうと思ってくれるのでしょうか。でも、とても嬉しいことです。
 
 日本ではクリスマスと言うと24日のイヴが「本番」のようになっていて
ターキーの丸焼きとまで行かなくとも、ロースト・チキンなどが食卓を飾り、
お父さんがデコレーション・ケーキを提げて帰って来るというのが、
日本の家庭の平均的な風景でしょう。
 




 
 こちらオーストラリアや欧米では、クリスマスのパーティやキャロルの催しは
12月の中旬頃までにほぼ終わり、
イヴは教会のミサに出席したり家族で静かに過ごし、25日朝一番に
クリスマス・ツリーの下に置いてあったプレゼントを開けて歓声をあげ、
それからは、一日中お酒と美味しい料理とおしゃべりを楽しむのです。
 
 一昨日はダニエル一家3人とご両親、お兄さん夫婦とその長男夫婦、
長男の二男とそのフィアンセ、
それに私たちを合わせて13人という賑やかなディナーでした。
ダニエルのファミリーの中に私たち、言わば部外者が混じり込んだ形でしたが
皆、温かく迎え入れてくれたのです。
 
 パティオで食前のワインやビールと軽いつまみを頂きながらひとしきり歓談し、
食卓に着くと最初にするのがクラッカー。
円筒の両側がリボンで絞られているクラッカーを互いに隣の席の人と
引っ張り合って「パン」と引きちぎります。
 
 中から、グリコのおもちゃのような小物とジョークが印刷された紙片、
それに、紙のクラウン(王冠)が出てきますから、
おもちゃを見せ合い、ジョークで笑い転げている間に、
最初の料理(アントレー)が出されます。
もちろん、皆大真面目でクラウンを被っているところが、ちょっと滑稽です。
 
 日本の元旦のお節や雑煮に、それぞれの家庭の伝統や流儀があるように、
牧場を経営して来たダニエルのファミリーにも代々伝えられた
クリスマスの料理があって、私たちはその味と雰囲気を存分に楽しみました。
 
 メイン料理はターキーの丸焼きとハム。それにポテトやパンプキンなど。
ハムと言っても大きな塊肉のものが削がれて供せられます。
ターキーは詰め物をしてオーブンで4〜5時間かけてじっくり焼きますが
身も柔らかくとても美味しくいただきました。伝統の味です。
 
 
  伝統の味といえば、デザートに出されたクリスマス・プディングも
ダニエルのファミリーの世代が受け継いだ味でした。
これを作るには、蒸したり、乾燥させたり、熟成させたりして
数週間かけますが、それぞれの家庭によって味も出来栄えも異なります。
その秘伝をダニエルのお父さんが紹介してくれました。
こうして、伝統が守られて行くのですね。
 
 こうしてディナーは夜9時過ぎまで続きましたが、
料理のコースの合間にはダニエル、ヒロミの一人娘マリーナと私が
フルートのデュエットでクリスマス・キャロルなどを演奏して
雰囲気を盛り上げました。
マリーナは来年中学生。
小学校に入る前、私のフルートを聞いて同じ楽器を始めたのです。
私の責任は重大ですね。
 

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