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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

フラッシュモブでハレルヤ 

2012年12月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 私が団員になっている合唱団サンシャイン・コースト・コーラル・ソサイェティは今、
コミュニティなどの催しに出演してクリスマス・キャロルを歌っています。
15日(2012年12月)の近くの小学校でのキャロルが終わると、
来年の1月末までクリスマスと子供たちの学年末の夏休みに合わせて練習がなく、
シーズンの締めくくりとなる恒例の行事なのです。

12月2日、ナムボーでのコンサート。筆者はほぼ中央

 キャロルは毎年歌う曲も多く、あまり丁寧な練習はしませんが
今年は今月2日(2012年12月)に近くの古くからの街、ナムボー(Nambour)で
キャロルのコンサートがあり、馴染み深いキャロルの他に
ヴォーン・ウィリアムズ(Ralph Vaughan Williams)の
「クリスマス・キャロル幻想曲(Fantasia on Christmas Carols)」を歌ったので
その練習がちょっと厳しく続きました。
リズムが変則的で最初はとっつきにくいのですが、慣れてくると
実際の親しみやすいメロディのキャロルを下敷きにしていますから楽しい曲です。
バリトンのソロが入ります。

 昨日、8日の土曜日はちょっと変わって面白く、楽しい企画で
ヘンデルの「ハレルヤ」をサンシャイン・コースト最大のショッピング・モール、
サンシャイン・プラザで歌って、クリスマスの買い物客の大喝采を受けました。

 ちょっと変わって面白く、楽しい企画というのはフラッシュモブをやったのです。
フラッシュモブ(Flashmob またはFlash mob)とは、インターネットなどを通して
不特定多数の人が公共の場に突如集合し、目的を達成すると即座に解散する行為と
ウィキペディアは定義しています。

 私たちの場合は不特定多数ではなく、同じ合唱団員仲間でしたが、
示し合わせて自由な服装で多くの買い物客に紛れて待機し、
正午きっかりにモールの決められた場所に突然現れて、
同時に前奏がスピーカーから流れ、それに合わせて「ハレルヤ」を歌ったのです。

 驚いたのは買い物客。歌が始まると足早に集まって来て、
吹き抜けになっている2階のバルコニー通路まで満員。
天井がドーム型になっているので私たちの歌声は見事に響き渡り、
最後の2拍分の無音・静寂の後、「ハレルヤ」をフォルティッシモで締めくくると
聞き入っていた人々はフォルティッシモの拍手と歓声と指笛で応えてくれたのです。

フラッシュモブでハレルヤを歌う私たち

 わずか4分ほどの演奏で、こうしたいたずらっぽい趣向でしたから精度の高い演奏では
ありませんでしたが、子供たちが目を輝かせて聞いてくれたことを何より嬉しく思いました。
そして、その行事の一員として、オーストラリア人の中に融け込んで参加できたことも
私にとってはとても嬉しいことでした。

 こうした趣向のパフォーマンスが日本でも広く行われているかどうか分かりませんが、
なかなか面白く、楽しい企画なのでおススメです。政治的手段には似合いません。
なお、フラッシュモブは最近ではFlashmobと1語で使われることが多いようですが、
Flashはご存知のように、光のように「突然現れる、あっという間に過ぎる」の意味で、
Mobは「群衆とか集団、群がって押し寄せる」ですから、合わせるとナルホドですね。


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