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オリンピックの身代金      奥田英朗著 

2012年09月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



オリンピックの身代金クリエーター情報なし角川グループパブリッシング

ダメ。面白すぎ。
とうとう最後まで読んでしまって今日は寝不足

話の区切り始めに昭和39年8月22日など日付が入っていた。
最初は気にも止めずに読んでいたが、途中からストーリー展開に重要なんだと気がついた。

ロンドンオリンピックはこの前終わった。
前の東京オリンピックは
日本の復興を世界に知らしめようと、日本全体が熱くなっていたが、
もう一回の誘致はあの時ほど、どうも盛り上がらない様相だ。

小説が面白かったのは、映画『三丁目の夕日』とおなじく
昭和のあの頃が懐かしく思い浮かぶからでもあった。

東京オリンピックのための突貫工事を支えた、
東北からの出稼ぎ日雇い労働者の悲惨な実態がこれでもかこれでもかと綴ってあった。
労災であろう死も闇から闇に葬られ、人柱と言う表現になっていた。
そして、
村に残って田畑、家族の世話と働く女たちは30歳で老婆と書かれてあった。
都会と田舎の落差を読んでいるうちに
弱者が浮かばれないと、
オリンピック会場爆破を企てるテロリストの応援をしながら読み進んだ。

推理小説仕立てではあるが、犯人は途中から分かる。

偶然が偶然を呼んでストーリーが展開してゆく。
AとBが知り合いで、
うまくダイナマイトが手に入ったり、オリンピック会場の抜け道を偶然知るなど、
ご都合のよい展開を気にしていると内容に酔えない。

相変わらず、ストーリーの面白さの中にちゃんと社会派。

私は当時小学生だったが、
もう少し年上の人に当時の様子をつい聞きたくなる。

古き良き、人と人とのつながりが今より濃い時代だった気がする。
今失くしてしまっている貴重なものがここでは展開されていた。

…こうして書いているうちにも意識がとぶ。瞼がくっつきそう。眠気が来る。
まとまりがないけど、この辺でおやすみなさいzzz

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