メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

尺八と横笛吹きの独り言

相川音頭の中の「義経公」は……なぜ「ドット笑うて」……なの? 

2012年07月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●相川音頭の譜面だ。
自己流の琴古流譜面を河童さん譜面を参考に書いてみた。その多くは河童流譜面だ。
会の方で今度、相川音頭をチョイス(選曲)した方がいます。
 この曲、何度か吹いていますが……いつもうろ覚え……これを機会にしっかり体に身につけよう。 

「どっと笑うて」の「どっと」の部分の採譜……なるほどねえ……16分(ブ)と付点8分音符の連続。こう表現するのねえ……勉強しました。
●「相川音頭」(新潟)

《どっと笑うて 立つ波風の 荒き折節 義経公は

いかがしつらん 弓取り落とし しかも引き潮 矢よりも早く》


佐渡の金山奉行を慰めるためのもので、一名「御前踊り」ともいう。佐渡島
中にあった七七調四句の口説き形式の盆踊り唄。中国地方の口説き形式の盆踊
り唄が移入されたもの。文政(1818)から天保(1830)の頃、五段の源平軍談が相
川の山田良範によって作られた。大正13(1924)年、「相川音頭」普及のため
に作られた「立浪会」は、主にこの歌詞を取り上げて唄った。そのために、口
説きの盆踊り唄が持つ自由奔放さが次第に失われたが、逆に品格のある唄と踊
りの民謡となった。
http://www.1134.com/min-you/02/k1501.shtml
 
 
●兜の錏(しころ)ってどこの部分?
そうです……写真の兜の矢印部分を錏(しころ)と言う。
さて、今日の本題は?
歌詞で「どっと笑うて 立つ波風の 荒き折節 義経公は……」となっている。
不思議なのは「どっと笑うて」だ。唄っていて違和感がある。笑っているのは義経公であるがなぜ「どっと笑う」のでしょう……それが今日のテーマ。
この答えは以下に説明する五段の「源平軍談記」にあるようだ。
 ●「五段ある源平軍談」とは……
初段「宇治川先陣」、2段「巴(ともえ)の勇戦」、3段「那須与市扇(なすのよいちおうぎ)の的(まと)」、4段「継信(つぐのぶ)の死」、そして5段「義経弓流し」。この5段にあるのがよく歌われている「どっと笑うて立つ浪風(なみかぜ)の 荒き折節(おりふし)義経(よしつね)公は……」のくだりの「義経弓流し」である。
●さてこの問題の5段の「義経弓流し」の一文は……これだ。

われは平家の 身内において

悪七兵衛 景清なりと 名乗りかけつつ 追い行く敵の
中に遅れじ 美尾屋(みおのや)四郎  あわい間近く なりたりければ
走りかかって 手取りにせんと  敵の冑(かぶと)の 錏(しころ)をつかみ
足を踏みしめ えいやと引けば  命限りと 美尾屋も引く
引きつ引かれつ 冑の錏  切れて兵衛が 手にとどまれば
敵は逃げ延び また立ち返り  さてもゆゆしき 腕(かいな)の 強さ
腕(うで)の強さと 褒めたちければ 景清はまた 美尾屋殿の 頚(くび)の骨こそ 強かりけると 
どっと笑うて 立浪風の  荒き折節 義経公は
いかがしつらん 弓取り落とし  しかも引潮 矢よりも早く
http://senshoan.main.jp/minyou/aikawa-word.htm
●これを自分流に訳すと……
平家の是清と源氏の美尾屋(みおのや)の闘いの模様である。
我こそは平家の身内の是清なり、敵陣に源氏の美尾屋(みおのや)と接近、是清は美尾屋の兜(かぶと)の「しころ」(剣道のお面で面下に左右に張り出している垂れ)をつかみ足を踏みしめ「えいや」と引いた。美尾屋もこれに答えて引く。
引きつ引かれつ、ついには兜の「しころ」が切れる。美尾屋は逃げのびそしてまた挑んできた。
美尾屋は「さてもやゆゆしき腕の強さよ」とほめれば
平家の是清も「美尾屋殿の 頚(くび)の骨こそ 強かりける」と敵味方双方が答える。
まあいわばのんびりした昔風の古典的な武士道の戦い方だ。
この勇猛果敢な二人の闘いを見ていた義経。
お互いに褒め称えた武者の問答に「どっと笑った」。そう解釈した。
●《どっと笑うて 立つ波風の 荒き折節 義経公は

いかがしつらん 弓取り落とし しかも引き潮 矢よりも早く》

●義経さんは体力がなく、弓が小さいのしか引けないのだ。(小ぶりの弓)
さて、義経はこの我が弓を海中に落としてしまった。
困った。敵の大将がこんな小型の弓であることを知られることは、プライドが許さない。
なんとかこの弓を取り戻そうとあせった。
しかも引き潮で、落とした弓よりも早いのであせった。
そのときの様子が絵に描かれている。
 副将は「大将が捕らえられたらおしまい」「義経殿をなんどもいさめたが……」
言うことを聞かない。
この話、義経も普通の人間ね……自分の「か弱い弓」が敵にわかることを嫌った……とても人間らしい逸話だ。弁慶との戦いで五条の橋を乱舞したスーパーマンでないね。

 
●本日の朝のラジオ体操は108名でした。尺八は数字で108とも書きまして偶然108名となりました。
サッカー少年の20数名が加わりまして大人数となりました。
ボチボチ埼玉脱出で、大阪・秋田・茨城……など各地に散っていきます。
 平常時50?60名ほどでしょうか……
●この人数を数える係は6年生女子軍団6名。
テーブル・ラジオ・ハンコ・縄跳び・カード用紙の一式を運ぶのもこの女子軍団。
本日のハンコ順のメッセージは「宿題の多い順」で並ぶ!
多い子で七つの宿題「なんとかドリル・自由研究・漢字の書き取り・絵などなど」
「ああよかった、宿題やらなくって??」(宿題の多い順にハンコを押すので、やらないほど前列に並べる)変な答え。
明日のハンコ順メッセージは「兄弟の多い順」にしようかしら?
●指導者はダメをしっかり……不正を許さない姿勢、ほめるときはほめる。
素直に自分のミスを認めさせる姿勢を貫く。時に冷たく。時にやさしく。
軸がづれてはいけない。
「こら!誰だこれをやったのは!」「手を上げて!」「だれだ大きな声は……」
「よし、こんどからやるなよ」「ハイ」さっと流して……
「コラー喧嘩するな……」「名前は?」「謝りなさい」
「こうしたらいけないだろう!」
「いうことを聞かなければここに来なくていいぞ」
親のいる前でドンドン言う。100名の子供をまとめるには、毅然としないとついてこないのよ……

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ