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雑感日記

『橋下人気』に想うこと 

2011年12月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



★新しい大阪市長橋下徹さん、マスコミに引っ張りだこである。
一昨日は10チャンネルに出たと思ったら、
昨日は、「ミヤネ屋」にも、「キャスト」にも、報道ステーションにも、生出演である。
 
大阪都構想、教育問題などなど、どこもここも、具体的なことばかりを追っかけたがるが、
橋下さんがやろうとしているのは、『トータルの政治行政の仕組みの創造』が目標で、個別の問題はそんなに大きい問題ではないのだと思う。
『大阪都構想』なども、その大きな目標のキャッチフレーズとして使われたきらいがある。
 
橋下さんが狙っている最終目標は、大阪府と大阪市と言う従来の二重行政や、補助金の仕組みや、その他いろいろ、
『従来の政治の仕組み』を壊して、『新しい今後の日本の政治に通ずる仕組み』に組み替えたいのだと思う。
最終目標は、道州制だろう。
 
★長年続いた政治構造の仕組みを、『新しい仕組み』に変えたいというタダ一つの目標のために行動しているのである。
 コメンテーターや、学者先生がよく具体的な個別問題を取り上げて、橋下さんの手法を批判されるが、そんな個別問題はそんなに大きな問題ではないはずである。
 
世の中で『新しい仕組み』を造られた経験がある方、そんなチャンスに巡り合えた方は、そんなにいないのではないだろうか?
あなたはそんなチャンスに巡り合えましたか?
更に、それらを組み合わせた少し大きな仕組みを造るチャンスなど滅多に巡ってこないから、経験がないので、橋下さんの言っていることが理解出来ないのだと思う。
 
★私自身は、このブログでもずっと『仕組み』の問題を取り上げている。
NPO 法人The Good Timesの理事長を務めているが、
この法人自体が『仕組みそのもの』で、法人自体はなんにもしないのである。
ただ、ただ、『仕組みの構築、改善』だけをやっている。
具体的な活動は、全て共感して参加されている会員さんが、いろいろやりたいことを自由にやっておられる。
その仕組みの中で動けば、
『異種、異質、異地域をみんな繋いで楽しくいい時を』会員さんが『過ごせる』ような仕組みに既に仕上がっているのである。
と言ってもなかなか理解して貰えないのである。
 
仕組みについて、服部吉伸さんは、(もう20年前の私の現役時代だが)
システムとは手続き通りに仕事を進めてゆけば、意図した目的が実現できる仕組みでなければならない。
現在のシステムは単なるデーターのアウトプット体系に過ぎない。

仕組みを造るのは、非常に高度な仕事である。
仕組みを造らずに放たらかしの形にして、創意工夫してやりなさいというのは酷である。損なやり方である。

 
と言われている。
現役のころ非常に共感して、服部先生とは現実にいろんなことでお付き合いもしたのである。
実業の世界に通じていて、言葉が正確であり正しいと思っている。
 
 
★たまたま、二輪事業と言う分野にいた。受注産業のような注文者のいない業界なのである。
テレビや自動車などよりは、数段趣味趣向性が強く、消費者が求めているものを掴むのはなかなか難しい。
どんな機種を、何台ぐらいの規模で、どこの地域のために、開発、生産し供給するのか?みんな自由で、自らが決定しなければいけない。
開発も、生産も、部品補給も、販売ルートも、全て個別のシステムの上に成り立っている。
そしてその経営トータルシステムも、全て仕組みの上に成り立っている事業である。
 
ただ、時代の変化にそれらの仕組みが、最適のモノになっているかどうか?
その判断が難しいし、現存する仕組みを壊して、新しい仕組みを造ることはリスクもあるしなかなか簡単ではないのである。
そんな業界にいたものだから、
現実の業務の中で、その時代時代で、仕組みの構築をする機会も多かったし、極端に言えば『仕組みの構築=会社時代の仕事』であったようなサラリーマン生活だったのである。
そんなことで、何となく橋下さんのやろうとしていることは理解できるのである。みんなが問題にする具体的な個別問題は仕組みの中の一つで、別に橋本さん自身がやらなくても専門家や担当者が大きなコンセプトの中でやればいい話なのである。
極端に言えば、橋下さんは仕組みを造るだけで、何もしないのである。
だから大阪都が出来てもその都知事をやる積りはない、誰がやっても企図する目標が実現しなければ、造った仕組み自体が間違っていたのである。
 
 ★橋下さんの仕事のやり方は、今回も間違いなく『目標が実現する方向』で進むと思う。
コンセプトが明確で、そのコンセプトに従って仕組みを造って、その中で実務をやるのは橋本さんではなくて、適任の担当者なのである。
その担当者を、適切ないい方が選べるような仕組みを、例えば区長公募と言う形で造ろうとしているのである。
 
仕組みは造るが、橋下さんは何もしない、そんな具体的な事項を自分でやろうとするから結局何も出来ないのである。
仕組みさえできて、それが成功すれば、国がその仕組みを採用さえしたら、日本の国自体が変わるのだろう。
 
★今の仕組みは、橋本さんは明治以来の国の仕組みと仰るが、
私は戦後である意味明治以降の仕組みは、農地改革などいろいろ、結構変わったので、
民主国家になってからの戦後60年の護送船団方式、その構築に大きく力になった霞が関の優秀な知恵が造り上げた政治の仕組みを、
新しいものに変える方向だと思うが、これは既得権の放出だから、現実には大変な反対になるだろう。
 
これを突破できるのは、民衆の知恵と力だと思う。
今回の大阪の投票率が60%を超えたから変えられたのだと思う。
今後の選挙も、従来の組織票が機能しないような高い投票率になれば、正しい方向に動くと思う。
 
大阪の橋下人気が、全国で政治への関心を呼び、60%以上の投票率になれば、日本の政治も変わるかも知れない。
 
 ★NPO  The Good Times のホ―ムページです。
★Facebookのファンページです。
★『異種、異質、異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう』というFacebookページです。
 
★毎日発行される NPO The Good Times 新聞です。
 

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