Polyglotに憧れて

分散型インフラについて 

2024年01月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


   分散型インフラについて元日から信じられないような規模の地震災害の様子を見て、この国のインフラの脆弱さを改めて感じることになりました。国土の大半が山や傾斜地なので、海岸沿いのわずかな平地や崖の側などに居住している人が数多くいます。能登半島のような地域はそこら中にあるので、今回のような事態はどこでも起こり得ます。能登の海岸沿いに分散している各集落を繋いでいる道路が分断されてしまうと、支援のための手立てがない。生活が道路一本だけに依存している姿が浮き彫りにされました。 災害時、人間が生存するために不可欠なのは、水、電気、トイレ、食料です。今回の地震では、上下水道、電線、道路がすべて分断され、避難している方々は水不足、トイレの不足、食料の不足、電気等が使えない、という事態に遭遇しています。日本の上下水道、電気、ガス、道路といったインフラはネットワークで繋がっています。平常時は良好に機能しており、とても快適に過ごすことができます。ありがたいことです。しかし、今回のような大規模な地震が生じてしまうと、ネットワーク型のインフラがあちこち分断されます。連日報道されるテレビの映像を見ていると、ネットワーク型インフラ構築の弱点を見せられたと感じます。 ネットワーク型のインフラは、地震などの災害が生じない、という前提で構築されているのだということを実感しました。一度大きな地震が生じてしまうと、水も電気も使えないし、車で移動しようと思っても道路は使えません。道路が使えないと支援の物資も送られてこない、孤立した状態に陥ります。ネットワークに依存した社会は地震災害に対して極めて脆弱であることが明らかになりました。 ネットワーク型インフラが地震災害に対して弱いとしたら、他に方法があるのでしょうか。ネットワークではなく、分散型あるいは独立型のインフラは可能でしょうか。 WOTAという会社をご存知でしょうか。この会社は、ホームページにて、水問題を構造的な観点から捉えて普遍的な解決方法を実現する会社であると謳っています。 WOTA株式会社 | Water freedom for Everyone,Everywhere私たちWOTAは、人と水の関係における、あらゆる制約を取り払います。これまでの「大きな」水インフラに、「小さな」水システムを組み合わせることで、もっと創造的で持続可能な暮らしが叶えられるはず。そう信じています。wota.co.jp WOTAはWOTA BOXという製品を販売しています。これは、ポータブルな水の再生システムで、排水の98%を再生し、循環利用することで、災害時のような水道が使えない時に、シャワー等を繰り返し使用できるという画期的な製品です。正しく、今般の能登半島各地の被災地に備わっていればとても重宝したであろうと思われる製品です。 WOTAは、ネットワーク型の上下水道の整備ではなく、分散型あるいは独立型の水インフラを普及させようとしています。水という限られた資源を持続的に使うためには、現在のネットワーク型水道システムでは対応できないと主張しています。蛇口を撚れば水が出てくる水道はとても便利で快適ですが、その維持管理には多大なコストがかかります。人口の多い都会では採算が合う水道システムですが、人口が減少していく地方では維持できません。WOTAの目指しているのは、小規模の分散型、循環型の水利用という姿です。水を使い捨てするのではなく、排水を再生して何度も利用する、持続可能なシステムであり、SDGsの時代に求められている製品です。 地震国の日本は、これからも繰り返し大きな地震災害に見舞われるでしょう。小規模な集落が点在している地域では、現状の水道システムが地震災害に対して脆弱であることが、今般の能登地震で明らかになりました。今後、人口が減少し、インフラの保守を担う人材が不足することも明らかです。水道を維持する費用の負担も困難になりつつあります。地方の小規模集落や市町村は、現状の延長線でインフラ維持を考えるのではなく、斬新な改革が求められていると思います。分散型あるいは独立型のインフラの導入を検討すべき時ではないでしょうか。  

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