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雑感日記
カワサキ単車の昔話 27 7万台への挑戦 3
2023年11月10日
テーマ:テーマ無し
★1990年代の初頭のことなのだが、 7万台販売というとてつもない目標に挑戦した時期がある。 出来ると思っていた訳ではないのだが、何とか目標達成が見えてきたので、 当時の二輪事業本部の部課長を集めての講演会が行われて、 2時間以上に亘って話しているのだが、その集約をご紹介している。 今回で3回目だがこれで締めくくりたいと思っている。 カワサキにとっては国内7万台は夢のような目標だったが、 何とか達成することが出来たのである。 7万台というのは、 二輪車は4万台を6万台に ジェットスキーは3000台を1万台 という少々粗っぽい目標なのだが、何とか達成できたのである。 こんなべらぼーな目標は、普通の販売促進策では実現できないと思ったので、 『カワサキの新しいイメージ創造』という大きなテーマに取り組んだのである。 簡単にそう言ってはいるが、『イメージ創造』とは一般社会というか 他人がカワサキに抱く発想なので、なかなか口で言うほど簡単ではないのである。 最初に取り組んだのは、その時点でのカワサキのイメージ調査を博報堂に頼んで行ったのがこれである。 これが当時の二輪4社のイメージなのだが、 カワサキのイメージというと個性的なデザインで玄人受けはするけれども、 レースに弱く、宣伝のセンスがなく、常にチャレンジしないし、 そのイメージ総量が小さくて、極端に言うと一般には知られていない。 このイメージを変えない限り、7万台などは夢のまた夢だと思って 7万台というよりも『新しいカワサキのイメージ創造』という目標に取り組んだのである。 兎に角、1年間 ● ケイ・スポーツ・システムというソフト会社を創って ● ユーザー組織KAZEに本格的に取り組み ● レースにも本格的に取り組んだら 1年後にはカワサキのイメージはこれくらいには膨らんだのである。 こんな変化にが自信になって、 それ以降にさらに積極的に頑張ったのは ● 遊び会社ケイ・スポーツ・システム ● 具体的にはユーザークラブKAZEの本格化 ● 一般ユーザーが走れる日本で初めてのサーキットSPA直入 ● レース運営の積極化 など販売対策などではなくて、 総合営業活動として 兎に角、新しいカワサキのイメージ創造に取り組んだのである。 この期間には、不思議なほど具体的な販売対策や販売促進策は行っていない。 一番台数増に貢献したのはカワサキらしいバイクではなくて 何の変哲もないZEPHREだったのである。 この車が開発当時からこんなに売れるとは誰も思っていなくて、 生産台数は極小だったからバックオーダーが出たのだが、 生産台数を増やさずにそのままにしていたら、3年間バックオーダーが続いたのである。 これは『私がそうした』のだが、 過去に400FXが3か月以上のバックオーダーになったので、生産を増やしたら、たちどころに消えてしまったのである。 車が足りなくなると、ユーザーはあちこちの販売店に行くので、バックオーダーというのは過大な台数になるのである。 そんな400FXの経験から、何もせずに放置したのだが、それがよかったのである。 何の変哲もないZEPHREは、空前のヒット商品となり『7万台達成』に大いに貢献したのである。★講演の最後に語ったのは私独特の経営のバランスシートである。 線から上が一般のバランスシートだが、その経営にあたる人材は多様なソフトが蓄積されるほど高質人材が育つのだと思っている。 そういう意味で特に販売会社の経営は多様なソフトの充実こそが、貸借対照表の内容の充実に繋がるのだと思っている。 当時のカワ販グループは売上高400億円だが総資産は100億円、実に4回転で無借金経営・自己資本比率35%というちょっと日本ではないような内容だったのである。 それが出来たのはソフトであり、従業員の高質化だったと思っている。★この時期ホントに力を入れたのは、 カワサキの新しいイメージ創造だったから この講演会の講師もこんなメンバーだったし、 話した内容も以下のようなものだったのである。 そんな『ソフト対策』が7万台を実現したと言っていい。 私の現役時代の総仕上げみたいなものだったが、 私の生き方のベースは『差別化』でちょっと変わった生き方なのである。 これは90歳になった今もちょっと変わっていて 世の中には珍しい『90歳の生き方』になっていると思うのである。 思わぬ大成功に繋がった『カワサキ単車の昔話』である。
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