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男はつらいよ 寅次郎相合傘 

2023年07月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は『男はつらいよ 寅次郎相合傘』。
BSテレ東で2023年7月15日(土) 18時45分〜放送。

「寅次郎忘れな草」で寅さんと絶妙なコンビを見せた
マドンナのリリーこと浅丘ルリ子が再登場。

寅さんと絶妙なコンビのリリーが登場すると、
私は何となく、安心して観ることが出来て居心地がいいです。

”相合傘”と言っても、 今の若い人にはピーンと
来ないでしょうね。 私はと言えば、遠い昔を思い出すと、
今でも胸にキューンと来る出来事があったのですが…。
1975年(昭和50年)制作のシリーズ15作目。

キャッチコピーは
”漂泊の旅でめぐり逢った懐かしのリリー、 
北国の夏はうら哀しく 心は飛ぶ 江戸川の水辺……”。

寅さん、相変わらずのさすらいの旅。
東北の田舎町で変な男の兵頭謙次郎(船越英二)と出会う。

彼は親の会社の“おかざり重役”で、 冷たい家庭と
平々凡々な生活に嫌気がさし蒸発したのだった。

函館の屋台のラーメン屋で、兵頭とラーメンを食べている時、
偶然にもリリー(浅丘ルリ子)がいることに気が付き
兵頭に紹介する寅さん。

寅 :”あ、この女な…、
    二年ほど前に俺と、いろいろわけありの女よ”
リリー:”もう二年になるかしらねえ〜”
寅:”そうよ〜、去年、おととしの夏だもの”
りりー:”そうだったねえ〜”
寅:”う〜ん”
リリー:”あんた、あれから何してたのよ〜”
寅:”え〜、俺か?恋をしていたのよ”
リリー:”ひぃ〜!よく言うよ〜、ハハハハ!”
寅:”エヘヘヘヘ!ハハハハ!”

リリーは離婚し、 以前のように、
旅回りの歌手となっていたのだった。

そのうち、三人は飲んでドンチャン騒ぎとなり、
そして三人、一つの部屋に雑魚寝する。

このシーンは面白いですね。見てのお楽しみ!

小樽で兵頭の昔の彼女の件で寅次郎とリリーが
大喧嘩したことで三人の旅は終わりを迎える。

数日後、柴又に帰って来た寅次郎だった。
ある日、突然、リリーが「とらや」を訪ねて来て
その晩から「とらや」に泊まり込むリリー。

そのあげく、
”寅さんのお嫁さんになってもいい”と言い出すものだから、
寅は元気になり、「とらや」の一同は妙な期待をするが…。

本作は出演者が俳優として一番、脂がのりきった時。
渥美清47歳、倍賞千恵子34歳、浅丘ルリ子35歳、
監督の山田洋次44歳。

だから、この映画の中の人物は皆、活き活きしていますね。

寅さんシリーズでは、
いつもその時代の話題を取り上げています。
本作ではサラリーマンの兵頭と、
定職を持たない自営業?の寅さんとの対比がテーマ?

兵頭は”僕も定年まであと7年ですから、そうなったら
寅さんのように思いっきり僕も旅にでます。”と言う。

寅さんは
”うんん、そうだよ。そうなんだよ。
オレ、定年なんてないもんね。
それって、どこで手に入れたんだ。
え?あ、あれは区役所に行くのか?”

サラりーマンがいいのか?自営業がいいのか?
難しいところですが、皆さん、どちらがいいですか?

寅さん、いつものように適当に働き、勝手に恋をして、
リリーのように本気になった相手がいたら、逃げてしまう。

困ったら柴又に帰り、おじちゃん、おばちゃんに迷惑をかけ
さくらや、博に心配をかけて、又、プイと出て行く。

自由人というか、根無し草のバガボンドで
私に言わせれば、ただのわがまま人間です。

そういう彼が愛されるのは多分、私達が出来ないことを
真面目?にやっているところがいいのでしょうね。

さて、リリーに
”女が幸せになるには、男の力を借りなきゃ
いけないとでも思ってんのかい?笑わせないでよ”と、
啖呵を切られた寅さん、さて、どうする?

監督・原作・脚本は山田洋次。
1975年(昭和50年)製作。



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