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男はつらいよ 寅次郎忘れな草 

2023年06月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:コメディ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』。
BSテレ東で2023年6月17日(土)18:30〜放送。

4Kデジタル修復版なので、
綺麗な顔になった寅さんを楽しめますね、

「男はつらいよ」シリーズ第11作目。
寅次郎と同じ境遇の旅回り歌手の
リリー(浅丘ルリ子)が登場。

私はリリーが登場する作品が大好きですね。
次々と登場するマドンナはひょうきんな寅さんに
興味は持つが、最後は…。

その点、リリーさんは寅さんの本質を見抜いて
好きになっているだけに、リリーさんの顔を見ると
ホッとして、”寅、頑張れよ!”と応援したくなります。

そりゃ〜、赤い糸で結ばれていても、
結び目がほどけることはありますからね。

キャッチコピーは、
”ほら、逢っている時は、何とも思わないけど、
 別れた後で、妙に思い出すひとがいますね。
 そういう女でしたよ。あれは…”。

満男のためにピアノが欲しいという、さくらのため、
寅さんが買って来たのは、おもちゃのピアノ。

それが元で騒動となり、例の如く旅に出る。
寅さんの行く先は初夏の北海道、網走で寅さんが、
出会ったのは浮草稼業の三流歌手のリリー。

互いの身の上が自身とダブり通じ合う二人は、
意気投合する。
この会話が面白いですね。

”私達みたいみたいな生活ってさ、普通の人とは違うのよね。
それもいいほうに違うんじゃなくて、なんてのかな…、
あってもなくてもどうでもいいみたいな…
つまりさ…アブクみたいなもんだね…”

寅さん曰く、
”うん、アブクだよ…。それも上等なアブクじゃねえやな。
風呂の中で、こいた屁じゃないけども
背中の方へ回ってパチン!だい”

寅さん、リリーと話し合っているうちに
真面目働かねばと悟り?別れた後に職安へ出向き、
酪農家で働くことにするが三日と持たずに、
柴又へ帰ってきてしまう。

そんなある日「とらや」にリリーが訪ねて来て、
再会を喜び合う二人だったが、
何やらわけあり風の二人に周囲は…。

リリーが去った後、
茶の間で寅さん、リリーのことを語りますね。

”言ってみりゃリリーも俺とおなじ旅人さ。
見知らぬ土地を旅してる間にゃ、
そりゃあ人には言えねえ苦労もあるよ。

たとえば、夜汽車の中。
少しばかりの客はみんな寝てしまって
なぜかおれひとりだけいつまでたっても寝られねえ。
真っ暗な窓ガラスにほっぺたくっつけてじーっと、
そと見てるとね、遠く灯りがぽつんぽつん…。

あ〜あ、あんなところにも人が暮らしているか…。
汽車の汽笛が「ボ〜〜ピー…」そんな時、そんな時よ…。

ただ、わけも無く悲しくなって、
涙がぽろぽろぽろぽろこぼれてきやがるのよ。
なあ、おいちゃんだってそんな時あるだろ?”。

リリーが寅さんという人物を、よく知っているように
寅さんもリリーのよき理解者ですね。

1973年(昭和48年)制作ですから、今から50年前なんですね。
昭和48年当時に何があったか振り返ってみると、
*石油危機でトイレットペーパー騒動。
*来日中の金大中氏の拉致事件。
*吉永小百合が岡田太郎氏と結婚。

監督は山田洋次。



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