Polyglotに憧れて

水の危機 

2023年03月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 水の危機 英語ではwater crisis 地球環境問題と言っても良い、大きな問題だと思います。地球は水の惑星とも呼ばれますが、人間が利用できる水の量は残念ながらかなり少ないのが実情です。海の水はそのままでは使用不可であり、飲用水にするには膨大なエネルギーを必要とするので、利用不可能だと考えられています。人間が利用しているのは川の水と地下水ですが、水資源の不足が問題視されています。 11億人もの人が衛生的な水にアクセスできないそうです。下水処理が不十分で水が汚染され、不衛生な水による感染症や下痢などを原因とする疾病が全体の8割にのぼるという試算もあるとのこと。日本に住んでいると水道からきれいな水が出てくるのが当たり前になっていますが、水資源の不足は重大な問題です。 水の問題をテクノロジーで解決しようとする試みがあります。@スリングショット DEKAという会社が開発したツールで、蒸気圧縮の蒸留により水を浄化する装置です。わずかな電力によって、汚染された水を浄化することができ、一台で1日300人分の飲料水を作れるとのこと。ホームページは以下の通り。 Slingshot | DEKAwww.dekaresearch.com Aオムニプロセッサー これは排泄物を処理し、飲用水と電力を作り、灰から肥料を作れる公衆衛生システムです。ビルゲイツが投資している会社が開発しました。以下のページはビルゲイツのブログですが、その中にこのオムニプロセッサーがセネガルで使用されている様子がわかるYoutubeがあります。 Update: what ever happened to the machine that turns feces into water?Bill Gates provides an update on the Omni Processor, the machine that turns feces into water. www.gatesnotes.com BスカイソースのWEDEWバイオマスをガス化することで、大気中から水と電気を作り、炭の肥料を生成します。このWEDEWは、2018年にwater abundance Xprizeを受賞、2020年には雑誌Timeのベストインベンションに選出され、2022年にはスミソニアン博物館のナショナルデザインアワードを獲得しています。装置はコンテナの形になっており、トラックで簡単に運ぶことができます。大気から水を作れる点がこの装置の優れているところです。 CWOTA最後に日本の会社を紹介します。WOTAは水のライフラインを大規模集中型から小規模分散型の水循環社会へと変革することを目指しています。水を使い捨てするのではなく、何度も再利用可能にすること、その装置を各家庭で使用できるほどに小型化し、水の使用効率を高めて水不足問題の解決を図るとしています。センサーとAIにより、無人での水処理自動制御を可能にしました。直近では、トルコの地震被災地においても支援活動に役立っているそうです。 Information | WOTA株式会社 | Water freedom for Everyone,Everywhere私たちWOTAは、人と水の関係における、あらゆる制約を取り払います。これまでの「大きな」水インフラに、「小さな」水システムを組み合わせることで、もっと創造的で持続可能な暮らしが叶えられるはず。そう信じています。wota.co.jp このように、水資源の不足、水衛生処理の問題に対して様々な解決方法がすでに存在しています。技術的には解決していると言ってもよいくらいです。あとはこれらを広めて、必要とする場所へ届けるだけです。 上記の技術はどれも分散型で自立型、コストも比較的低いし、導入に際してのハードルは低いように感じます。実際にはどれくらい普及しているのでしょうか。ホームページを見ても、導入状況についてはよく分かりませんでした。水不足の状況が改善されていると良いのですが。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ