Polyglotに憧れて

グローバルラーニングXプライズ 

2023年03月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 グローバルラーニングXプライズ 前回も引用した「2030年すべてが加速する世界に備えよ」(ピーターディアマンデス、スティーブンコトラー著)から引き続き紹介したいと思います。教育の未来と題して、グローバルラーニングXプライズの取り組みのことが記載されており、興味を持ちました。 Xプライズという組織は世界的な重要課題をコンテストの実施によって解決しようとしている組織です。ここが、教育に関してコンテストを実施しました。それが、2014年に実施されたグローバルラーニングXプライズでして、「子供達が15カ月以内に基本的な読み書きをできる自習できるソフトウェアを開発する」コンテストを行いました。 その背景として、世界には2億5千万人以上の、読み書きできない子供がいて、子供の2割は学校に行くことができないこと、全ての子供に初等、中等教育を提供するには2030年までに約7000万人の教師を採用する必要があること。という問題があります。 そこで、Xプライズは、コンテストを実施し、タブレット上で動かせる、効果的なソフトウェアを開発し、そのソフトをオープンソース化し、子供たちにタブレットを与えることで、この問題を解決しようと考えたのです。 多くのイノベーターがコンテストに参加したのですが、最終候補に残った5組は、開発したソフトウェアを用いてタンザニアの170の村に住む3000人の子供たちに対して実地テストを行いました。その結果は素晴らしいもので、読み書きできない子供が半減し、計算力向上に大きな効果をもたらしたとのことです。詳細は以下のサイトを参照ください。 賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズは2組が大賞を共同受賞(ビジネスワイヤ) -- 世界の重要課題の解決に向けた賞金付きコンテストの考案・運営の世界的リーダーであるXプライズは本日、賞金1500万ドルのグローバル・ラーニングXプライズの大賞の受賞者2組を発表しました。プラヤビスタのグーグル・スプルース・グース・ハンガーで行われた授賞式で、韓国および米国のキwww.businesswire.com 「2030年すべてが加速する世界に備えよ」によると、現代の教育モデルは画一的で、「ついていけないグループ」と「退屈するグループ」を生み出しているとのこと。人間は誰でも個性の持ち主なので、全員を夢中にさせ、かつ、最大の学習効果を引き出すような画一的な手法などない、と批判しています。 上記グローバルラーニングXプライズのコンテスト受賞者が作成したプログラムでは、子供たちにタブレットを与えるだけで、それぞれが自分の興味に合わせてソフトを使い、自らのペースで学んでいきます。そして、十分なる結果を出したのです。タブレットさえあれば、教師を雇わなくても教育できることが証明されました。 さらにこの本では、VRとAIを組み合わせることで、質の高い没入型の教育環境を生み出せること、共感力を高めることも可能であること、個々の生徒にカスタマイズされた学習環境を生み出すことができる、といった点が述べられています。 最近日本でも教科書をデジタル化することの是非など話題になりました。文部科学省の審議会情報を見てみると、初等中等教育の調査研究協力者会議等だけでも非常に多くの部会、分科会があって、様々な議論が実施されているようです。 調査研究協力者会議等(初等中等教育):文部科学省www.mext.go.jp 将来、私が習った頃とは全く異なる教育現場へと変貌を遂げているかもしれません。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ