Polyglotに憧れて

世界のトレンドは脱炭素へ! 

2023年02月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 世界のトレンドは脱炭素へ! これまで幾度か世の中のトレンドについて言及しました。21世紀は化石燃料依存から持続可能なエネルギーへ移行する時代です。ニューヨークタイムズのClimate Forwardというニュースレターで、この傾向について記載されていました。見出しは以下の通り。The shift to renewable energy is speeding up. ニュースレターを読んでみると、2つのレポートが引用されていました。どちらも化石燃料由来のエネルギーから再生エネルギーへとシフトしている状況を数値で表しています。以下に抜粋します。 @BloombergNEF見出しは以下の通りGlobal Low-Carbon Energy Technology Investment Surges Past $1 Trillion for the First Time???????2022年の低カーボンへの投資金額が1.1兆ドルに達し、化石燃料供給への投資金額とほぼ並んだようです。1.1兆ドルのうち、4950億ドルは再生可能エネルギーで、前年比17%増。また電気自動車と関連投資金額は4660億ドルで、前年比54%増。とのことです。1.1兆ドルを国別で見ると、中国が5460億ドル、EUが1800億ドル、アメリカが1410億ドルなどとなっています。中国の投資額が突出していることがよくわかります。次にクリーンエネルギー技術の製造設備への投資額(investments in manufacturing facilities for clean energy technologies)を見ると、787億ドル(前年比49.6%増)となっており、その内訳は、バッテリーとその構成部品が454億ドル、太陽光関連(solar factories)が239億ドル。国別で見ると中国が91%と大半を占めているとのこと。BloombergNEFのサイトは以下の通り。 Global Low-Carbon Energy Technology Investment Surges Past $1 Trillion for the First Time | BloombergNEFDefying supply chain disruptions and macroeconomic headwinds, 2022 energy transition investment jumped 31% to draw level with fossil fuels: BloombergNEFabout.bnef.com AEMBEREMBERとはエネルギー関連のシンクタンクです。ここが2022年のヨーロッパの電力事情についてEuropean Electricity Review2023というレポートを公表しています。 European Electricity Review 2023Ember’s analysis of the EU electricity transition in 2022: what happened in 2022, what can we expect for 2023?ember-climate.org このレポートによると、2022年、ヨーロッパは電力の移行を加速させており、ガス需要を減らし、石炭依存はフェーズアウトしつつあり、風力、太陽光の発電が増加したと報じています。数値をダウンロードしてグラフを作りました。  グラフの通り、風力と太陽光(赤)の構成比が一環して増加しています。石炭(黄)は減少傾向にあります。但し、2022年はロシアからのガス供給が急減したので、石炭を増加せざるを得ない事情により、少し増加しています。なお、昨年、ヨーロッパは記録的干ばつにより水力発電の供給が減少(過去20年平均値と比べて14%減少)したので、水力・原子力(緑)の比率は落ち込んでいます。ロシアのウクライナ侵攻の影響が心配されたヨーロッパですが、上記数値を見る限り、自然エネルギーへのシフトは着実に進んでいることがわかります。 このほか、ニュースレターはヒートポンプの売り上げがグローバルで増加していることも指摘しています。IEAがthe future of heat pumpsというレポートを公表しています。IEAのサイトでは、以下のような見出しで、グローバルなエネルギー危機が、ヒートポンプを普及させ、エネルギーのセキュリティと気候変動への恩恵をもたらしていると記載しています。The global energy crisis is driving a surge in heat pumps, bringing energy security and climate benefits こういった世界の動向を見ていると、世の中は間違いなく脱炭素の方向へ向かっており、かつ、将来の覇権を取るべく中国、アメリカ、ヨーロッパが熾烈な競争をしていることも感じ取れます。 ちなみに、上記のレポートに、Japanの文字は見つかりませんでした。予想通りですが、やはり残念です。

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