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芸能界での孤独と不安「アクトレス〜女たちの舞台〜」 

2022年10月22日 外部ブログ記事
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「アクトレス 女たちの舞台」 2014年 フランス・スイス・ドイツ合作 原題:Sils Maria 世界三大映画祭(ヴェネツィア,カンヌ,ベルリン国際映画祭)すべての女優賞受賞を果たしているジュリエット・ビノシュ主演の「アクトレス〜女たちの舞台〜」を見た。監督はオリビエ・アサイヤス監督。ジュリエット・ビノシュ演じる年配のスター女優マリアが、かつて自分が演じた役をやる若い女優(クロエ・グレース・モレッツ)に嫉妬を覚えてしまう。その戯曲には、20歳の女性と40歳の女性というふたりの主人公がいて、今回は40歳の方を演じることになる。その女優の秘書の方は役者として若手女優を評価するが、ヒロインはその評価にイライラを隠せない。スイスにあるヴィルヘルムの別荘で演技の練習をする合間に“マローヤのヘビ”を観に行く。スイスのマローヤ峠を、ヘビがはうようにゆったりとダイナミックにうねりゆく雲。この奇妙で美しい気象現象につけられた名が “マローヤのヘビ”で、 その雲の流れが光景が、人間の嫉妬やあせりなどを消し飛ばせるがごとく不思議な効果を持っている。気まぐれな年配スターにつきそう若い秘書を演じたクリステン・スチュワートが、落ち着いた理知的な雰囲気を出していて魅力的だった。そもそも実際にクリステンは女優・ジュリエットの生き方や仕事ぶりを見ていてリスペクトしていたという。スター女優の壊れそうな精神状態に寄り添ってくれる唯一の味方の秘書なのに、彼女までも最終的には女優の元を離れてしまう。そして、マリアは若手女優に自分の経験から述べた演技論のアドバイスをする。一瞬聞く様子をみせるが、大きな拒否反応で打ち返してくる。なかなか奥深い言葉のやりとりがあり、芸能界で生きる大女優の孤独を感じさせる映画。それこそ、本人の女優人生そのものの心の不安を表現しているかのように見えてくる、まるでドキュメンタリーを見ているかのよう。けど、ちょっと物語が長めの印象。あと30分くらいカットしたら、見やすかったと思った。 

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