Polyglotに憧れて

中国語はどのような言語か 

2022年06月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


私が中国語を学習し始めてから二年が経過しました。中国語がどのような言語なのか、自分なりに感じた感想など書いて見たいと思います。 中国語は漢字だけで成り立っています。英語だと単語と単語の間にスペースがありますが、中国語は文字が全てつながっています。知っている漢字もあるものの、中国語の文章を見ても、どこからどこまでが一つの単語なのか、どれが動詞でどれが名詞なのか、どの漢字が主語で、どれが目的語になっているのか、文法は一体どうなっているのか、など学習する前は、わからないことだらけでした。日本人なら馴染みのある漢字が並んでいる言葉なのに、何が書かれているのかわからない。そのように思われたことはないでしょうか。私が中国語を勉強してみようと思った動機は、こういった素朴な疑問を感じて、中国語という言語に興味を持ったからでした。 私は独学で学んでいるので、どのように学習すると良いのか、どんな教材が使いやすいのか、などをネットで調べました。すると多くの人が、中国語で重要なのは発音である、と主張されています。また、文法は比較的易しい、とも書かれています。そこで、まずは発音のテキストをしばらく勉強し、それから初心者向けのテキストを勉強しました。 中国語の発音は日本語とかなり異なります。日本語にない音が数多くあります。最初は戸惑いますが、しばらく勉強すれば、発音自体は何とか頭に入ります。発音が日本語と異なるということは、各漢字の読み方が日本語と違っているということです。したがって、それぞれの漢字をどう発音するのか一つ一つ覚えていく必要があるのですが、これがなかなかうまく行きません。 日本語の漢字は中国から来たのですから、元は同じです。中国では画数の多い漢字を簡略化した、簡体字を用いており、日本語の漢字とかなり相違している物もありますが、大体似ています。意味も同じ、ないしはかなり近いです。よって、中国語の漢字を見ると、つい、日本語の読み方をしてしまいがちです。自分が知っている文字なのに読み方(発音)はかなり異なるのです。それで頭が混乱してしまい、なかなか覚えられません。この点が一番の難点ではないか、と感じています。 中国語の文法は、簡単だと思います。まず、動詞の活用がありません。スペイン語の場合は人称と時制によって複雑に変化するので、それを覚えるのも使用するのも大変なのですが、中国語の動詞は変化しないので、漢字の発音さえ覚えてしまえば使うのは容易です。単語を覚えていれば、主語、動詞、目的語と順番に並べて文章が出来上がります。複雑な時制に頭を悩ます必要がありません。もちろん、文法規則はあるので、それを覚える必要はありますが、使用が困難というほど複雑な物ではありません。 文法が簡単でも単語を覚えていないと会話できません。単語を覚える、という部分が中国語の最も難しい点だと思います。漢字の種類が多く、それぞれの漢字が固有の発音と意味を持ち、その漢字の組み合わせで単語が作られています。そのため、やたらと沢山の単語(熟語)が存在しており、それらを記憶しないといけない、この点が中国語の大変なところです。しかし、日本人はすでにかなりの漢字を知っています。その知識を活かすことができます。日本語にはない熟語であっても、漢字を知っていれば何となく納得できるというケースも多いのです。 例えば、ルームシェアのことを中国語では 合租 と書きます。そして、家賃や賃料のことを 租金  と書きます。どうしてルームシェアが 合租 なのか、最初は戸惑いますが、租 という字が「賃借りする」、とか、「賃貸料」という意味を持っていることがわかると、何となく納得しませんか? このように、日本人ならば漢字に親しんでいるので、中国語の数多い単語を記憶することも、欧米人よりは容易だと思います。但し、発音を正確に覚えていれば、です。ルームシェアは合租だと記載しましたが、これを何と発音すれば良いのか、中国語を勉強していなければ、わかる人はいないでしょう。ここが中国語の落とし穴です。単語の意味を覚えていて、書くことはできるのに、発音できないのです。漢字の発音を正確に覚えること、おそらくこの点が中国語の肝であり、これができれば中国語で会話することも可能だと考えています。 ちなみに、中国語の漢字の読み方、発音は原則として1通りのみです。日本語のように、一つの漢字に読み方が複数、ということはありません。(少し例外はあります)ですから、それぞれの漢字の発音をしっかりと記憶できれば、文章を正しく読めます。日本語と中国語はどちらも共通の「漢字」という文字を共有しています。似ている単語も多いし、親しみを持てます。お隣の国だし中国から来て日本で働いている人や観光客も数多くいます。中国語が話せたらもっと関係が深まるでしょう。日本人は英語だけでなく中国語にも、もっと目を向けて良いのではないでしょうか。   

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ