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あん 

2022年01月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「あん」。
BS日テレで2022年1月14日(金)18:45〜放送。
今日紹介する「あん」は2015年5月に観た時の感想文。
以前、紹介しているので再掲です。

樹木希林さんの遺作は公開中の「エリカ38」と、
8月に独映画の「ゴンドラの唄」が公開予定です。

この「ゴンドラの唄」では、樹木希林さんは
がんで余命を覚悟した主人公(志村喬)が
ブランコで口ずさむ「ゴンドラの唄」を披露。

彼女はこのシーンに自分の女優人生を重ねたのでしょうね。
最後の出演シーンとなりました。

ところで、タイトルの「あん」とは勿論、
「あんこ」の「あん」。甘い物大好きの私は、
特に大福もちには目が有りません。
でも、ここでの「あん」はどら焼きでした。

原作はドリアン助川。
監督は「萌の朱雀」でカンヌ国際映画祭カメラドール
(新人監督賞)を、「殯の森」では
同グランプリを獲得した河瀬直美。

キャッチコピーは
”やり残したことは、ありませんか?”


季節は春。桜の咲き乱れる公園に面したどら焼き屋、
『どら春』で、辛い過去を背負う千太郎(永瀬正敏)は
雇われ店長を続け、日々どら焼きを焼いていた。

ある日、求人募集の張り紙を見た
徳江(樹木希林)という76歳の女性がやって来る。

断る千太郎に、徳江は
翌日、自分が作った「あん」を持参。

いやいや受け取った千太郎はそのままゴミ箱へ
ポイするが、思い直して一口食べて、
その美味しさに驚き、再び訪れた徳江に
どら焼きの粒あん作りを任せることに。

千太郎は徳江から「あん」のレシピだけでなく
自分の過去と向き合う姿勢をを学ぶのだった。

その「あん」の味が評判となりあっという間に
行列が出来る店となり大繁盛。

そんな中、徳江はどら焼きの出来損ないを
もらいにくる女子中学生のワカナ(内田伽羅)とも
親しくなっていく。

しかし、かつて徳江がハンセン病患者だったことが
近所に広まり、客が一気に離れてしまう。

この状況に徳江は店を去り、
千太郎やワカナの前から消えてしまうのだった…。

樹木希林は若い時からTVドラマ
『寺内貫太郎一家』以来、老け役専門でしたが、
最近は地のままで八面六臂の大活躍。

先日紹介した「駆込み女と駆出し男」では
三代目柏屋源兵衛 の役で、
又、6月13日公開の「海街diary」では 菊池史代の役と
網膜剥離とか乳がんとか満身創痍の身体なのに
これだけ出演しているのは驚きです。

週刊誌のインタビューでも言ったいましたが
”周りはこれが私の「遺作」と騒いでいるみたいだけど、
そんなことを望まれても困っちゃうわ(笑)”と
老いてますます盛んで、役者として頑張って欲しいです。

この映画はハンセン病をテーマにしていて、
”人はなぜ生きるのか”と、言う
重たい問いかけを持つている映画ですが、
暗くならない所は監督の手腕でしょう。

ワカナ役の内田伽羅は孫ですから、この初共演も珍しい。
ロンドンへ留学中の彼女に劇中の役が14歳だから、
オーディションを受けたらと薦めたのも樹木希林だそうです。

同じハンセン病患者役で市原悦子も登場しますが
彼女とは、これも初共演なんですね。

美味しい「あん」が出来るまでの手間暇を見ると、
今からは感謝して「あん」を味合わなければと、
思ったことでした。



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