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最後が本当に泣ける「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」 

2021年10月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


ぼくは埼玉県に住んでいて、地震が木曜の夜10時頃にあった。ちょうど、韓国ドラマ「マイ・ディア・ミスター 〜私のおじさん〜」を見ながら夕食を食べていた。このドラマは本当に面白くて、観るのは2度目だ。地震は、味噌汁が揺れでひっくり返ったら嫌だなと思い、お椀を手で抑えてたくらいで、家の中ではたいした影響はなかった。震度5強というから、大きな揺れの方に入るのだろうけど、ぼくは地震には動じないほうなので、呑気にドラマを見続けていた。後でニュースを見たら水道管破裂があったり、電車が急に止まって乗客で怪我をした人がいたりと、大きな影響があったようだ。翌日の朝は、何本かの電車が止まっていた。ところで話は変わり、ひさびさのナイトシアターで観た映画が、 キャリー・フクナガ監督の「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」。タイトルの「NO TIME TO DIE」の意味は「死ぬ暇などない」。ボンドは引退生活を楽しんでいたが、誘拐された科学者を救い出すという任務を引き受ける。しかしボンドを待ち受けていたのは細菌工場を作って全人類に殺人ウィルスをばらまこうとしている敵サフィンとの闘いだった。●日本びいき≠ニして批判まず監督の「キャリー・フクナガ」という名前が、ひっかかったので、調べてみた。1977年生まれで44歳、父は日系米国人。「僕の半分は日本人だが、日本に行くと米国人だなと思う。長く滞在して日本のしきたりなどを学びたい」と願う。彼はとてもハンサムで映画評論家の町山智浩と宇多丸が「彼にボンドをやってもらいたい」と、お互いに語り合っていた。本当に実現したら監督で、脚本家で主演も行うというクリント・イーストウッドと並ぶことになる。きっと、マスコミが喜んで飛びつくだろう。映画には監督の日本趣味がかなり反映されていて、庭園が出たり畳が出たりする。サフィンの衣装も日本的だ。洋画のスパイ映画に和風がミックスされているようで、何かくすぐったいような気分になった。「これはフクナガ監督が持ち込んだ要素なのだろうか?」という質問に対し、監督は「はは(笑)。そこに僕の要素が入るのは避けられないよね。だけど、クラシックなボンド映画の悪役やアジトへのオマージュにもなっている。あと、この映画に取り組む1年前に直島(香川県)へ行ったんだけど、そこにある美術館がとても気に入ったんだ。建築家・安藤忠雄の美術館もあって。あれはそうしたいろんな影響から生まれたものだよ」日本を意識したことが、007がとても面白い映像になっていると思うのだが、この日本趣味が韓国では日本びいき≠ニして批判の的になっているとのこと。「007は韓国映画ではないが、韓国でも熱烈な愛と応援を受けてきた作品である。また今回の作品を韓国で世界初披露したのは、それだけ韓国の観客たちにとっても誇らしかった。しかし日本の風習などが色濃くにじんでいる点は、韓国と日本の特殊な関係のために不快感を感じる。日本軍国主義の象徴である旭日旗まで動員≠ウれた事実は、洋画であっても見落として進むことはできない部分だ」と痛烈に韓国メディアは批判したとのこと。● 畳112枚が使用ちょっとめんどくさい話なので、韓国メディアうんぬんは置いといて、畳の話。ボンドをラミ・マレック演じる悪役のサフィンが、広い畳の上でじっと待っている。その畳は東京・西日暮里にある森田畳店の畳112枚が使われているという。森田畳店にあるとき、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の美術担当の方から、畳と、障子などの建具を使いたいとメールが来た。森田畳店の森田隆志氏は、「畳はうちで用意できるんですけど、障子を日本で作ると高額になってしまうので、20年くらい取引しているイギリスの業者さんに連絡しました。その業者さんは比較的安く障子を作ることができるので、そこを通してやり取りしましょうという話になって。畳は、その業者さんを経由して「007」の製作スタジオに送りました。」「メールを読んでどう思いましたか?」という質問に対して森田氏は、「『007』と書いてあるのは確認したんですが、ずっと「なんの番号だろう?」と思っていました。でもあるとき、「あれ、これジェームズ・ボンドか!」と気付いて。映画のお話をいただくのは初めてではなかったですが、さすがにそのときは驚きました(笑)。」ツイッターでよもぎとひかりさんが「当店の畳112枚が来年公開の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に使われています」と、森田畳店が宣伝している写真を載せており、インパクト抜群だけれど、どこか微笑ましく感じた。過去には、スカーレット・ヨハンソン主演で北野武も出演している2017年公開の「ゴースト・イン・ザ・シェル」にも、森田畳店の畳が使われたようだ。「確か500畳分くらい送った」と、語っている。今回のボンドは、ぼくにはスパイ映画というよりは、完全なラブストーリーを見ているような気持になった。オープニングも石畳で舗装されたイタリアの美しい街マテーラから始まるので、美術的にもすばらしい。ショーンコネリーが演じたボンドの時の女性関係は、数多く遊んできた中の一人というイメージだったけど、それとはまるっきり描き方が違っていた。ダニエルクレイの恋愛は、とても内向的な恋愛を感じさせる物語だった。恋人マドレーヌを演じたレア・セドゥも落ち着いた雰囲気が良かった。それで、どういうわけかボンドとマドレーヌのラストの物語で涙が出て「おいおい、スパイ・アクション映画を観ていい年こいて泣くんじゃないよ!」と、自分で自分の心の中にツッコミを入れていた。でも、後で映画の感想を確認したら、同じような人がけっこういることがわかって少しほっとした。思えば、日常で泣くことはほとんどないので、ぼくにとって涙は、ドラマや映画を観たときのためにだけ活躍しているアイテムだ。そして本当に年を取ると共に涙もろくなった。我ながらちょっとした哀しみの場面で、あまりに簡単に泣いている。その為か年々、涙の価値が安っぽくなっているような気がする。 参照:「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」に西日暮里・森田畳店の畳112枚が使用された経緯とは 

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