Polyglotに憧れて

電気自動車は普及するか 

2021年08月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 以前から、車を買い換える際は電気自動車にしよう、と決めていました。今年の春、長い間使っていた車が壊れたので、電気自動車を買うことにしました。日本で購入できる電気自動車の種類は多くありません。特に、予算が少ない私のような者には。検討した結果、予算を大幅に上回ることになりますが、テスラモデル3を買うことにしました。納車まで約3か月要したものの、先月入手して1ヶ月ほど使ったので、使用感など考えをまとめてみます。  使用した感想を一言で言うと、気に入っています。気に入った点は、・静か。高速で走っていても音楽がよく聞こえます。・自宅充電できる。ガソリンスタンドに行かなくても、いつも満充電状態にしておけるのは助かります。・オートパイロットは楽。高速道路を走っているとき、オートパイロットにしておくと、アクセル、ブレーキの操作は不要です。これは思っていたより楽です。特に渋滞して、ノロノロ運転で進んでいる時、アクセルやブレーキを踏まなくても良いのはかなり助かります。渋滞のストレスが少ないように思います。・滑らかな加速と減速。アクセルを踏むと滑らかにスピードが上がり、アクセルを離すとスーと減速します。この感覚はガソリン車とは異なるもので、好き嫌いはあるかもしれませんが、私は気に入りました。・ナビの地図が大きくて見やすい。以前使用していたナビは後付けの安いもので、画面が小さく見づらかったのですが、テスラは大きな画面が正面に設置されており、見やすいです。・スマホとのブルートゥース接続。スマホとブルートゥース接続して音楽を聞けるのもありがたい。もっとも、最近の高級車なら当たり前の機能なのでしょうが。  私が以前使用していた車は14年前に購入した物なので、それと比べるから良く感じる、と言う点も多分にあります。最新のベンツやレクサスと比べると、大した違いはないのかもしれません。  ガソリン車と電気自動車、と言う比較をするならば、やはり走行距離と充電(給油)が気になる点でしょう。価格に関しては、それほど大差はない、と思いました。テスラモデル3は車両価格だけなら395万円です。税金の免除や補助金を考慮すると、同クラスのガソリン車よりも安いのではないか、と思います。走行距離ですが、モデル3のスタンダードレンジは、満充電だと420km走れると表示されます。でも、高速を時速100km、クーラーをつけて走ると、350km程度ではないか、と感じました。正確に測っていないので、あまり責任をもった数値ではありませんが。ガソリン車でもベンツなどミドルサイズの車なら、満タンにしてどれくらい走れるのでしょうか。リッター8キロだと50リットルで400キロですから、それほどの違いはないと思えますが、いかがでしょうか。価格と走行距離では、それほどの違いはない、と考えています。あとは充電と給油の違いです。テスラの場合、スーパーチャージャーという充電設備が日本に30箇所ほどあります。使ってみたところ、結構快適でした。確かに時間はかかりますが、近くの店で食事などしていれば時間は潰せます。充電に合わせて休憩する、と割り切ればそれほど面倒ではありません。しかし、30箇所では少なすぎます。せめて各県に2、3箇所、日本全体で150箇所程度は欲しいところです。スーパーチャージャー以外の急速充電器はどうでしょうか?急速充電器は8000箇所近く存在していることになっていますが、その半数以上は40kw以下のパワーしかありません。私は20kwの充電器を使ってみましたが、30分充電して10kw程度しか充電できません。これは60km走れる程度の容量でしかなく、少なすぎます。急速充電器として使い物になるには、最低でも50kw、できれば100kw程度のパワーが欲しいところですが、調べたところ、90kw以上の充電器は119機でした。しかも、多くの充電場所には充電器が1機しかない、という状況です。このような状態なので、充電に関して日本の現状は寂しい限りで不十分というしかありません。 まとめると、車の性能に関しては、電気自動車はガソリン車と比べて遜色のないレベルに来ていると感じます。しかし充電環境に関しては、日本の状況はまだ不十分で、ガソリン車と同じ感覚で長距離ドライブするには不便さを感じるでしょう。しかし、自宅に充電環境を整えられる人の場合、近距離を走る分には全く問題ないし、むしろガソリン車よりも便利だと言えます。 今後も充電環境が変化しないのなら、セカンドカーとして、自宅周辺を移動するのに利用する、という利用方法が電気自動車に向いていると思います。ですが、セカンドカーならば200万円以下、できれば150万円程度まで安くならないと普及しないでしょう。 それでは、電気自動車は日本で普及しないのか?というと、そんなことはないと思っています。おそらくあと3年以内には、新車のうちかなりの部分が電気自動車になっているでしょう。現在、多くのメーカーがより安い車、あるいは、より航続距離の長い車の開発に鎬を削っています。日産は軽規格のEVを来年にも販売する予定です。中国のメーカーはかなり安い車を販売していくでしょう。近い将来、EVはガソリン車よりも割安な車が開発されるとみています。充電環境に関してはやや悲観的です。100kw程度の高速充電器がどれくらい整備されるのか、見通しはありません。それでも少しずつ改善されるでしょうし、車の質が向上すれば電気自動車に買い替える人が増えてくるはずです。そして、電気自動車の保有台数が増えてくれば、急速充電器の台数も増えてくると思われます。 今般、車を買い替えてテスラにしたら、私の車をみて興味を持ち、話しかけてくる人が結構いました。やはり、かなりの人が電気自動車へ、あるいはテスラへ興味、関心を抱いているようです。現在所有している車に不満がなければ、高いお金を出してわざわざ電気自動車を買う人はいないでしょう。けれども車を買い替える際、電気自動車を候補に入れようと考えている人はかなりの数に登る、と感じました。 地球環境問題はますます深刻になってきており、温暖化への対応を加速させる必要があります。個人でできる対策は限られていますが、車を電気自動車に買い替えることはその一つです。私は自宅にソーラーパネルを設置しているので、自宅で発電した電気を自動車に充電すれば、Co2は発生しません。誰でもできる対策ではありませんが、戸建て住宅に住まれている方はぜひ検討してください。ソーラーパネルの価格は下がってきており、十分に採算が合います。そして、電気自動車の価格も補助金やメンテナンス費用を考慮すると、かなり割安になってきています。ですから、次回車を買い替える際には、電気自動車を候補に入れてください。電気自動車は思いの外快適ですよ。  

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