Polyglotに憧れて

英文法とスペイン語文法 

2021年06月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


YOUTUBEを見ていると、米国人で中国語ペラペラの人がいて、その人がこんなことを言ってました。当初はスペイン語を勉強したのだが、スペイン語文法が難しくて断念し、中国語をやり始めた。スペイン語文法は本当に難しいが中国語の文法は易しい。とのこと。スペイン語と英語を比べると、日本語より遥かに似通っていると思っていたので、この意見は腑に落ちませんでした。そこで、スペイン語文法と英文法を比べてみました。 似ている所 どちらもアルファベットを使用する言語 ラテン語やギリシャ語を語源とする単語が多い 文型が似ている 現在完了、過去完了の時制は概念も形も近い どちらも人称によって動詞が変化する 関係代名詞、進行形、受け身など似たような構造になっている 相違点 スペイン語は名詞、形容詞に性別がある 名詞と形容詞の順番が逆 代名詞の順番が異なる。スペイン語では目的語が代名詞の場合、動詞の前に持ってくる スペイン語では主語を省くことが多い スペイン語は一つの時制で動詞が6通りに変化する スペイン語は7通りの時制がある スペイン語と英語で、主語と目的語の関係が逆になる動詞がある スペイン語には再帰動詞がある スペイン語を勉強すると、一番苦労するのは動詞の活用だと思います。動詞が人称や時制によって複雑に変化するので、その活用を覚えることが大きな壁になっています。この点に関しては、英語はとてもシンプルな言語です。動詞以外でも、名詞の性別を覚えて、それに合わせて冠詞や形容詞を変化させないといけないので、文章を作る際、結構時間がかかります。主語と目的語の関係が逆になる動詞についても、なかなか馴染めません。わかっていても間違えてしまいます。スペイン語の接続法の存在も文法を複雑にしている一つです。直接法と接続法が存在するから表現が多様で奥深くなっているのだと思いますが、外国人にとって理解が困難であることは間違いありません。 このように両者を比べてみると、確かに相違点が多いし、スペイン語の文法は英語よりも複雑ではないか、と思えます。英語ネイティブの人でスペイン語を学習している人は多いと思われますが、きっと皆さん苦労されているのでしょう。 我々日本人が最初に学ぶ外国語は通常英語だと思います。そして、英文法と日本語との相違点に驚き、なかなか理解できず、苦労します。そして、英文法の特徴を知るにつれて、日本語は外国語と随分と異なる言語なのだと知らされます。しかし、英語は数多く存在する外国語の中の一つにしか過ぎません。英文法の特徴が他の多くの外国語にそのまま当てはまるわけではありません。日本語との相違点は、日本語が変わっている部分も多いでしょうが、英語の方が他と異なっている部分も結構あるのです。例えば、主語を省くことが多い日本語は、主語を省かない英語と相違しています。でもスペイン語も主語を省くことの多い言語です。この点については、英語の方が珍しいのかも知れません。 英語が外国語の全てであるかのような主張は慎むべきかと思います。また、日本語が英語と異なる特徴を持つからといって、その特徴が必ずしも日本語のみの特異な特徴であるとも限りません。英語を学ぶことは他国の文化に触れる良い機会ですが、英語以外の外国語を学ぶことは、世界が多様であることを理解する良い機会だと考えます。   

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