buoyant mind

10年経って 

2021年04月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

東日本大震災から今年で十年。

十年前のあの日のあの時間、私は関西で講師の仕事をしていた。
変に長い揺れだった。生徒の一人が、きっとかなり離れた場所で大きな地震が起こったに違いないと言った。そうかなあとその時は思った。でも、控室に戻ってテレビを見て、それが正しかった事、地震の大きさに愕然とした。ヘリコプターからの映像で、襲って来る津波から逃げようとしている車にそっちに行ってはだめだとテレビに向かって叫びたかった。
 そして原発の事故。

今、私達は二つの非常事態宣言下で暮らしている。
 ひとつは、新型コロナの感染拡大防止のための非常事態宣言。
  そして、もう一つは原子力緊急事態宣言。もう10年が経とうとしているが、私達はまだこの宣言から逃れることはできない。

10年の間、私は何をしてきたのだろう。やらなければいけないことをやってきただろうか。
 知らなければならなかったことを知る努力はしてきただろうか。
 10年経っても知らないことが多すぎる。当時起きていたこと、今も苦しんでいる人達のこと。 
 
 未来のためには知らなければならない。
 こんなことがあった、まだこんなことがあるのだと。
 
 10年経った今だから語ることができることば。
 10年経ってもなお語られない言葉。

今からでも遅くない、
  さらなる10年後、後悔しないために。
 それらの言葉の海を渡っていこう。

1枚目の写真は、2013年に陸前高田で、2枚目は、2014年に気仙沼で撮った写真。写真館の外壁の写真の意味が最近やっとわかった。googleの画像検索で調べてわかった。

 これは、フランス人のストリートアーティストJR(ジェイアール)と言う方のInside Out Project インサイドアウトというプロジェクトだったということが判明。
 被災地でたくましく生きる人々が自分自身を写した写真を張り出している。当然皆さん御健在。

亡くなった方の写真かと勘違いしていた時期もあったので、少しホッとした。



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