Polyglotに憧れて

株式投資の心得B 

2021年02月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 株式投資について既に様々なことが語られています。書籍も数多く出版されています。やはり投資で儲けたい、一発当てたい、と誰でも思うことでしょう。株で儲けた話を聞くと、自分も株で利益を上げたいと思うのは自然なことです。しかし、失敗している人も数多いのです。株式投資で損失を出してしまうのは何故でしょうか。 失敗する理由の一つは既に記載しました。株価は将来の予測に基づいて決まるが、将来を正確に予測することはできないので、予測が外れることがあり、それで失敗する。 しかし、もう一つ重要な点があります。それは、マーケットとの付き合い方が難しいからです。マーケットとうまく付き合うには自分の感情をうまくコントロール必要がありますが、これが難しいのです。 この点を説明するのにスポーツ選手の例がわかりやすいかもしれません。私はスペインのサッカーが好きでよく見るのですが、試合中に審判からファウルを指摘され笛を吹かれることはよくあります。その際、審判の判断に感情的になって異議を唱え、審判からイエローカード時にはレッドカードを出されてしまう選手がいます。レッドカードをもらうと退場になるので、チームに大きな迷惑をかけることになり、そのせいで試合に負けるといったこともよくあることです。 この選手は自分の感情をコントロールできなかったのです。自分のプレー内容をファウルだと判断されたことを許せずに、審判に感情をぶつけてしまったのです。確かに審判が誤審する可能性もあるし、ファウルの判断が不当だと思える時もあるでしょう。しかしレッドカードをもらったのでは元も子もありません。選手は怒りの感情を抑制してプレーに集中しないといけないのです。 株式投資においても似たようなことを経験します。株式を購入すると、その株の値動きに心を翻弄されます。上がっている時は嬉しいのですが、下がり出すと不安になり、時には恐怖感を覚えます。慌てて株を売却すると損失を出し、こんなはずではなかったと自分に失望します。売却した後にその株価が上がり出すと、どうして慌てて売却したのだろうかと怒りの感情が湧き起こります。あるいは、保有する株式がどんどん下落して、早く売却すべきではないか、と考えつつも、自分の判断の誤りを認めるのが嫌で売却を先延ばしにする。その結果、さらに深い傷を負うことになります。 株価は自分の思い通りに動くわけではありません。株価をコントロールすることはできません。コントロールすべきなのは自分の感情なのです。株価の値動きに捉われず、冷静に判断する必要があります。しかし、この点が難しいのです。 一流のスポーツ選手は冷静にプレーする重要性を十分に認識していると思います。普段から自分の感情をコントロールする鍛錬をしているのではないでしょうか。それでもなお、冷静さを失いミスをしてしまうことがある。それが大きな舞台であればなおのこと、普段の実力を出すことが困難になります。優勝する実力があるはずなのに、オリンピックのような大きな試合で実力が出せずにメダルを逃してしまう選手は大勢います。感情をコントロールすることは、一流の選手にとっても困難なことなのです。  株式投資で成功するため(あるいは大きな失敗を避けるため)には感情をコントロールすることが重要ですが、実はこれが最も難しいことです。 これから株式投資を始めようと思う人はこの点を認識し、いつも意識しておくと良いと思います。 投資のテクニックは数多く存在しますが、いつも成功する、あるいは、必ず成功すると言うわけではありません。失敗する時もあります。うまく行っている時は自分に謙虚になりましょう。失敗した時はネガティブな感情をうまくコントロールして冷静になりましょう。失敗しても、またチャンスはあります。マーケットはいつでも、そして誰にでも開かれているのですから。   

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