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三遊亭鳳楽師匠との交流(前編) 

2020年10月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

初めて三遊亭鳳楽の高座を観たのは、2015年5月に国立演芸場で開催された「国立名人会」である。
演題の『青菜』は、初めて聴く噺だった。
その年の11月末、勤めていた会社の仲間7人が集まり、早めの忘年会をした。
以来、OB会は恒例になっている。
その宴席で隣に座ったS君が、私の落語好きを知り、「銀座風流寄席」に誘ってくれた。

銀座しも田で開催される落語会で、鳳楽師の一席を聴いた後、師匠を交えての宴席が楽しいらしい。
5月の名人会の印象が良かっただけに、それを聞いて断れるはずがない。
月1回の落語会で、始まってから四半世紀が経っているそうだ。
割烹しも田は、立川談志の行きつけの店だった。
鳳楽師は、お供をした談志師匠から「此処で落語会を遣らないか?」と、勧められたという。

2015年12月の銀座風流寄席(第301回)が、この落語会のデビューで、演題は『文七元結』だった。
鳳楽師と私の生年月日が同じだということは、以前から知っていた。
初対面の挨拶で、このことを師匠に話すと、月日が同じ知人はいるそうだが、年まで同じ人は初めてらしく、驚いていた。
そんなことで、私の名前は直ぐに覚えて貰えた。
以来、2020年2月までの50ヶ月に亘り、毎月のように師匠とのお付き合いが続いた。

ところが、しも田の落語会は、コロナ禍のために、2020年3月から現在まで半年以上も休会が続いている。
一方、国立演芸場は、三密(密閉・密集・密接)対策をした上で、8月下旬から公演を再開した。
10月下旬には、五代目圓楽一門会が開催される予定で、鳳楽師が出演する日のチケットを購入した。
それに先立ち、10月4日(日)にEテレで放映された、「日本の話芸」に出演した。
テレビを通してだが、8ヶ月ぶりに鳳楽師の元気な姿を見ることが出来た。

続く



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