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鉄道員 

2020年09月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆様、おはようございます!

今日の映画紹介は『鉄道員/Il Ferroviere』。
BSプレミアムで2020年9月3日(木)13:00〜放送。

第二次世界大戦後のイタリアで鉄道機関士として生きる
男の半生とその家族の生活を、
幼い末息子の視点から描いたネオリアリズムの名作。

慈愛の眼差しを注ぐ母、父を慕う少年。
家族の尊さが切々と胸に沁みる映画です。

映画のストーリーは忘れていても、このテーマ曲は
忘れがたいですね。
https://youtu.be/xkonFE7UnL0

キャッチフレーズは、
”パパ、ボクと一緒にお家へ帰ろう…”。

舞台は第二次世界大戦後のイタリア。
父親の鉄道機関士アンドレ(アピエトロ・ジェルミ)は
幼い末っ子のサンドロ(エドアルド・ネボラ)の誇りだった。

しかし、長男のマルチェロ(レナート・スペツィアリ)や
長女のジュリア(シルヴァ・コシナ)からは、
その厳格な性格が災いして毛嫌いされていた。

だが、妻のサーラ(ルイザ・デラ・ノーチェ)の
優しさが、家族をうまくコントロールしていた。

物語は、クリスマスの日から始まる。
”パパ、改札口をうまく通ってきたよ。
 乗務だよって、言っちゃた”。
”この次は、こう言うんだ。
 R48号の機関手の息子だよ、とな”。

サンドロは大好きなパパに運転室に入れてもらい大喜び。
映画はこの日から次ぐのクリスマスまでの1年間を描く。

監督自ら主役の機関手を演じて、
人生の哀歓と家族愛を見事に謳いあげた傑作ですね。

しかし、何と言っても、
サンドリーノを演ずるエドアルド・ネボラの
天真爛漫の笑顔の素晴らしい子役振り。

彼は7歳の時、スクリーン・テストを受け、
200人の応募者の中から選ばれる。

又、1957年の「わらの男」にも、
ピエトロ・ジェルミが監督、主演した作品にも
出演していますが、母親の希望により、
17歳で学業に戻り、映画界から去っています。

本作を観て、ピエトロ・ジェルミ監督は、
同時期の小津 安二郎監督と同じ目線で、
市井の人々に温かい眼差しを向けて作品を
作っているなぁと、思ったことでした。

日本公開は 1958年(昭和33年)。



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