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七夜月日記(4)... 

2020年07月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




















冷蔵庫の野菜室を発掘していたら,こんなお酒が出てきた.
木下酒造の「玉川 純米吟醸2007BY」.
珍しいイギリス人杜氏のフィリップ・ハーパー氏が酒造りに勤しんでいる天保13年からの京丹後市の老舗酒蔵.

ここの純米吟醸は,無濾過原酒が限定商品で人気があり,すぐになくなってしまうのでお馴染みだけど,少しクセがある.けっこう酸味が強くガツンとくる特徴があり,アルコール度数も高い.
一方,ここに紹介するお酒は,火入れをし,土蔵倉で1年から2年ほど寝かせるという熟成をかけたもの.黄金色.
小生も連れ合いもこちらの方がほんの少し酸味があるが旨味もあり呑みやすく,食中酒としてもいいので気に入っている.ただし,吟醸香はそこまで主張しない.あまり冷やしすぎると良くない.軽めに冷やすのがよいし,軽くお燗にしても美味い.









Tamagawa Jun-mai Ginjyo OMACHI 2017BY

   Leica M10+Elmar-M 50mm F2.8









▼抗体,そんなに簡単にできないのか?
医学誌ランセットの電子版に6日,Dr. Marina Poll?nほかによる,スペインの国民6万人以上を対象とした抗体の保有率についての調査結果が報告された.
新型コロナ・ウイルスの抗体を持つ人間は,全人口の僅か5%程度だという研究結果であった.沿岸部で3%,大流行地域ではそれよりも高数値だったという傾向があるという.

また,別の報告では3カ月にわたり3回の抗体検査を行い,1回目の検査で陽性だった被験者の14%が3回目の検査では陰性だった.最終的に抗体を保有している人は,被験者全体の5%止まりだったと述べている.
保健省が管轄するカルロス3世保健研究所の所長は,「抗体は一時的なものにすぎず,不十分な可能性がある」と指摘.人口の95%が依然として感染の恐れがあるとしている.

一方,スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究では,抗体検査で陽性と判定された人数の2倍の人に特異なT細胞が見つかったという.
このT細胞は,感染した細胞をのみ破壊するものだという.ただ,他人に感染させるのを阻止する作用があるのかということまでは明らかではないという.

あの大量の感染者を出しているスペインでさえ抗体保有者はこの程度しかいないという.しかも,抗体は3ヶ月程度しか持たないというこのような報告に接すると,集団免疫に活路を見いだすのは無謀なことであり,ワクチン,治療薬の早期の実現がほんとうに急務だと思わざるを得ない.

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