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昭和2年生まれの航海日誌

 どうしたら笑ってくれる 

2011年07月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


              (ニセアカシア)


     人は自然死を迎えるときは、皆孤独になる。
    いいではないか、従容として死につくことは、
    格好よくそうありたいものである。

     ただ、生前から死後も身うちをはじめ第三者
    にも気づかれないと、孤独死になってしまう。
     
     どういうわけか阪神大震災後は増加の傾向
    をたどり、とりわけ女性の方が多い。

     こんなこともあって、必要以上の世話をさせ
    たりすることはしてはならないと強く思った。
 
     「安否確認電話」をしてもらえる人が居てくれ
    らいいがなあ、二三の人に頼ってみたが実現
    しなかった。

     市が緊急通報システムを設立してくれない
    か、とも考えた。

     そのとき、ふと、朝の犬運動の時見かける
    姐さんに頼んでみよう、と気がついた。

     しかし、まてよあの姐さんは、二コリともしな
    いし、顔つきが普通ではない。

     犬は好きそうで「施設に犬もいいのではない
    か」とは言っていた。

     両親の許しを得てみよう。
     契約は即決した。
    朝、8時に電話確認をする。
    室内には立ち入らない。
    所定の通報先に連絡する。
    こんな条件であった。これでひと安心。

     日が経つと、犬をを見たさに出入りするよう
    になった。

     身元調査をお互いにしたが、本人が身障
    者であることや、両親が遠隔交際での結婚
    など、込み入ったことも聞かされた。

     水泳が得意で、趣味趣向も聞き正せた。
    なんとか、笑わせてみたい。
    「大阪に居るのだから、吉本で腹を抱えて
     きてみてはどうなの」と云ってみたが、
    さして興味を示さなかった。

     茶菓子代わりに北海道の届いたばかりの
    アイスクリームを出したが、甘いも冷たいも
    一切無言であった。

     話をしても、字を書かせても高校卒程度の
    能力はある。
     この姐さんは、支援が必要ではなく、支援
    をしてやれば、自立ができるのだ。

     もう、笑うところにきているのだがなー。...

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