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ラストエンペラー 

2019年12月15日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日の映画紹介は
『ラストエンペラー/The Last Emperor』。
BS日テレで2019年12月15日(日)19:00〜放送。
8月に紹介しているので再掲です。

映画ファン必見、私のお勧めの映画の一本です。
清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀の波乱に満ちた生涯を、
イタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督が
壮大なスケールで描く歴史大作。

清朝の皇帝から「満州国」の皇帝へ。
歴史に弄ばれて「一市民」になった男の生涯。

キャッチコピーは、
”音もなく1万年王朝がゆれている。
その時、最後の皇帝わずか3才。
栄華と衰退、巨匠ベルトルッチ監督が
時の流れを止めた”。

1908年(明治41年)の北京。
幼き愛心覚羅溥儀(2歳)は、
乳母のアーモ(イエード・ゴー)と共に紫禁城へ。

そこには死期がせまっている
西太后(リサ・ルー)がいた。

”幼い溥儀よ、私は決めました。
あなたを一万年王朝の新しい君主にします。
あなたはこの国の天子になるのです”と新皇帝にする。

溥儀はイギリス人家庭教師の
レジナルド・ジョンストン(ピーター・オトゥール)から、
西欧流の教育を受け、
婉容(ジョアン・チェン)を皇后に迎えて、
16年間を紫禁城で暮らす。

そして、1932年(昭和7年)。
中国の東三省(現在の遼寧省、吉林省、黒竜江省)を
日本のものにしょうとする関東軍や、
甘粕元憲兵大尉(坂本龍一)らによって、
共和国の成立により、廃帝となり天津の租界にいた
溥儀(28歳)を担ぎ出す。

”天皇と皇帝はともに並び、満州国の独立を
確認したのだ。満州国は決して植民地ではない”と、
彼を満州国の皇帝とする。

しかし、太平洋戦争での日本の敗北とともに
ソ連に捕らわれて、中国の収容所へ送られる。

ストーリーもさることながら、見所は
明・清王朝支配のシンボルである紫禁城。

中国へ観光では、必ず訪れる名所旧跡ですね。
皆さんも、行かれた人は多いでしょう。

当時、一般人の出入りが禁止され、撮影班などが
入ったことが無かったのを、監督は2年間の粘り強い交渉で
中国政府の全面協力を得ての撮影。

その名場面が、ポスターにもあるような、
広場で多くの臣下とたった一人で幼帝が
向き合うシーンには感動します。

撮影監督が「地獄の黙示録」を担当して
”映像の魔術師”と言われた
ヴィットリア・ストラーロの美しい映像に、
音楽が坂本龍一の流麗な音楽との
コラボレーションは見事です。

光と影の美しくも哀しい
”The Last Emperor”と
言われた一人の男の歴史ドラマ。

出口のない世界に閉じ込められ、
絶望的に叫び続ける溥儀の
”Open the Gate!"の声が耳に残ります。

監督は紫禁城、租界、満州国、収容所と
異なる舞台で、激動の近代中国の中で、
数奇な人生を過ごした、愛新覚羅溥儀を描いています。

1987年度(昭和62年)のアカデミー賞では
ノミネートされた9部門の
作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞、編集賞、
録音賞、衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞と
全てで受賞。

特に、甘粕正彦役兼音楽プロデューサーとして
参加した坂本龍一が、日本人として初めて
アカデミー賞作曲賞を受賞した作品。



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至福の時

yinanさん

山すみれさん、今日は〜!

映画はいいですね。

自宅で愛新覚羅溥儀の一生を、色彩感覚豊かな
ベルトルッチの監督の映像美で、グラスを片手に
くつろいで観ることが出来るのですから。

特に故宮太和殿での即位式の荘厳、華麗なシーンは
映画ですから実際よりもより豪華になっているはず。

それらを3時間弱の時間で観ることが出来るのは
自分が神様になって、
下界を眺めているような感じです。

2019/12/17 15:26:58

坂本龍一氏

山すみれさん

を仕留めた
二人の監督も凄いですが
それに応じた 仕事にて
見事にアカデミー賞作曲賞を
受賞されたのですね^^♪



<キャッチコピーは、
”音もなく1万年王朝がゆれている。
その時、最後の皇帝わずか3才。
栄華と衰退、巨匠ベルトルッチ監督が
時の流れを止めた”。>

紹介の文に酔いしれます^^。

毎度、毎度、有難うございます♪

2019/12/16 20:19:47

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