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DO IT PRO BONO 

2019年06月15日 外部ブログ記事
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 クラウドファンディングについて

 写真はNPO法人福島再生の会が筑波の高エネルギー研究所に製作を依頼したもの。説明しているのが同会田尾理事長。爾来8年間福島原発事故による村内の放射能汚染の状況を定められた一定ルートに移動測定のできる線量計を搭載し車で走り続けています。村民自らが汚染状況の監視を行ってきたものです。

 先般の第二回飯舘村視察旅行で田尾理事長から、アートによる飯舘村の再建計画(アート・プロジェクト)を推進するためのクラウドファンディングの指南役を依頼されました。現在アート・プロジェクト(北川フロム氏に総合プロデューサーを依頼するとのこと)の詳細計画について確認中ですが、自分の勉強の意味でクラウドファンディングの基本的なことを押さえるために「日本人のためのクラウドファンディング入門」板越ジョージ著を読み終えました。

 これまで、日本の最大手業者、レディーフォーによるカンボジアで地雷処理する高山さんの初めてのクラウドファンディングや、東日本大震災で被災地を救おうと立ち上がった現地の高校生のチャレンジ・プロジェクトを支援するアショカ・ジャパンのクラウドファンディングを私自身支援してきたことがあります。

 クラウドはコンピューター分野では「雲」を意味しますが、資金調達の分野では「群衆」(一般大衆)を意味します。即ち従来の金融機関に頼るのではなく、一般大衆からインターネットの力を利用し直接小口資金を調達する仕組みです。その仕組みも「購入型」、「寄付型」、「金融型」等があり、「寄付型」でも支援者に何らかの対価を渡す形式で寄付の効果を高め、支援者と依頼者(プロジェクト・オーナー)をより深い関係に導く手法もあります。

 米国等でクラウドファンディングの手法が開発され、その直後に日本でも東日本大震災が発生したこともあり最大手のレディーフォーが仲介業者として2011年に起業しています。現在、約50社ほどの仲介業者があります。資金調達の目的に応じ専門性を発揮しているようです。例えば、レディーフォーは社会貢献型、地域再生はファーボや、キビダンゴ、プロダクト系はマクアケ等のように。また、クラウドファンディングは一般的に目標金額が達成されなければ全額が調達できません。しかし調達出来た金額迄が手数料を引かれ入金されるものもあります。

業者の手数料は米国に比べ日本では15%-25%と若干高めになています。また、具体的なプロジェクトを支援者にどのようにアピールし共感を持ってもらえるか、どのようなネットワーク(例えば、SNSでも支援者層の年齢により異なる)でプロジェクトを潜在的な支援者に知らせるか等の技術的な問題も調達を成功させるかどうかに関係します。とりわけ重要なのはプロジェクト・オーナーの直接的なネットワークでロンチの早い段階で30%程度を集めることが成功の秘訣です。日々是好日。

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